こんにちは。ペダルノート 運営者の「アキ」です。
憧れのビアンキを手に入れたら、やっぱりパーツもあの美しいチェレステカラーで統一したくなりますよね。中でもサドルは、バイクの印象をガラリと変えるだけでなく、走りの快適さに直結する重要なパーツです。でも、純正サドルのままでお尻が痛いと感じたり、評判の良いフィジークや最新のヴェロマンへの交換を考えても、選択肢が多くてどれが自分に合うのか迷ってしまうことも多いかなと思います。
この記事では、私が調べた種類ごとの特徴や解決策、さらには痛み対策としての具体的な調整方法まで詳しくまとめました。自分にぴったりの一台を完成させて、もっと楽しく走り出すためのヒントになれば嬉しいです。
ビアンキのサドル選びの基本と純正モデルの変遷

ビアンキの自転車に標準で付いているサドルは、実は年代やグレードによってブランドや形が大きく変わっています。まずは、ビアンキのサドルの歴史や、なぜこれほどまでにファンを魅了するのか、その背景を見ていきましょう。
- チェレステカラーが映える純正パーツの魅力
- フィジークとの提携が生んだ歴代の名作モデル
- 最新のヴェロマン製サドルが持つ性能と特徴
- 中古市場で探す希少なチェレステ限定モデル
- ショートノーズサドルによる空力性能の向上
- 軽量化を実現するカーボンレールの選び方
チェレステカラーが映える純正パーツの魅力

ビアンキのバイクを語る上で、絶対に避けて通れないのが、あの唯一無二のブランドカラー「チェレステ(Celeste)」ですよね。初めてビアンキのロードバイクを手に入れたとき、多くの人が真っ先に「サドルもチェレステで統一したい!」と考えるのではないでしょうか。ビアンキのサドルの最大の魅力は、フレームと完璧に同調するように計算し尽くされた専用のカラーリングにあります。汎用的なアフターパーツメーカーが「ミントグリーン」として出している色とは一線を画す、純正ならではの深い色合いと一体感は、所有欲をこれ以上なく満たしてくれるポイントです。
この「チェレステ」という言葉は、イタリア語で「天空・空色」を意味します。有名な逸話として、創業者エドアルド・ビアンキが当時のイタリア王妃、マルゲリータ王妃の美しい瞳の色をモチーフにしたという説や、ミラノの空の色を映し出したという説があります。面白いことに、この色は毎年同じではありません。その年のミラノの空の色に合わせて調合が変わるとも言われており、実際、年代によって「青みが強いスカイブルー寄りのチェレステ」もあれば、「緑が濃いエメラルド寄りのチェレステ」も存在します。私自身、歴代のモデルを見比べてきましたが、この微妙なトーンの違いこそがビアンキの歴史の深さを物語っているようで、非常に興味深いなと感じます。
純正サドルが選ばれる3つの審美的理由
- 完璧なカラーマッチング
その年式のフレームカラーと100%一致するように製造されている。 - ブランドロゴの配置
サドルの先端やサイドに、ビアンキのロゴやイーグル(鷲)のエンブレムが美しく配されている。 - 素材の質感
カバー素材の光沢感やマット感が、フレームの塗装仕上げ(グロス・マット)と調和するように選ばれている。
多くのビアンキユーザーが、サドルが経年劣化でボロボロになってもなお「どうしても同じ純正品が欲しい」と探し回るのは、単なる機能性のためだけではありません。サドルは自転車の中央上部に位置するため、視覚的なインパクトが非常に強く、ここが純正のチェレステであるかどうかでバイク全体の完成度が大きく左右されるからです。市販のサドルを適当に選んでしまうと、「なんだかサドルだけ色が浮いて見える……」といった、いわゆる「色合わせの失敗」が起きやすいのです。これは、チェレステという色が非常に繊細で、隣り合う色の影響を受けやすい特性を持っているからかもしれませんね。
| 年代・系統 | 色の特徴 | 印象 |
|---|---|---|
| クラシック/レトロ系 | 緑みが強く、やや深みがある | 伝統的で重厚な雰囲気 |
| モダン/レーシング系 | 青みが強く、明るく鮮やか | スピード感があり、都会的な印象 |
| マット仕上げ系 | 彩度が抑えられ、落ち着いた色調 | 最新のエアロロードに多い、高級感溢れる質感 |
ビアンキのサドルは、単なる着座のための部品を超え、ブランドの魂を象徴する「アイデンティティ・アクセサリー」のような役割を果たしています。サドルに一筋のチェレステラインが入っているだけで、あるいは全面がチェレステに染まっているだけで、そのバイクが持つ「イタリアの気品」が際立ち、高級感が一段階引き上げられるように感じます。たとえ数グラム重かったとしても、あるいは少し高価だったとしても、純正サドルを選ぶことにはそれ以上の価値があると私は思います。まさに、ビアンキをビアンキたらしめる、最も重要なパーツの一つと言えるでしょう。
ちなみに、サドルのチェレステ部分を長く美しく保つためには、定期的なクリーニングが欠かせません。ウェアのデニムの色移りなどは放置すると落ちにくくなるため、乗車後は柔らかい布でサッと拭く習慣をつけるのが、愛車を綺麗に保つコツですよ。
フィジークとの提携が生んだ歴代の名作モデル

ビアンキの歴史を振り返る上で、イタリアのサドルメーカー「フィジーク(Fizik)」との強力なタッグは欠かせない要素ですね。数年前まで、ビアンキのフラッグシップモデルやミドルグレードの完成車には、必ずと言っていいほどフィジーク製のサドルが標準装備されていました。フィジークは、プロチームへの供給実績も豊富な「セラ・ロイヤル」グループのハイブランド。そんな一流メーカーが、ビアンキのためだけに製作した「チェレステ特別仕様」のサドルたちは、今見ても惚れ惚れするような機能美を備えています。特に、中央に鮮やかなチェレステのラインが一本通ったデザインや、サイドパネルがチェレステに染まった「ビアンキ・エディション」は、当時のサイクリストにとって憧れの象徴でもありました。
フィジークがこれほどまでに支持された理由は、単なる見た目の美しさだけではありません。彼らが提唱する「スパインコンセプト(Spine Concept)」という、ライダーの体の柔軟性(特に脊椎のしなやかさ)に基づいた独自のフィッティング理論が、ビアンキのレーシングバイクの設計思想と見事に合致していたからです。これにより、ユーザーは自分の柔軟性に合わせた最適なサドルを、純正ラインナップの中から選ぶことができました。当時のビアンキは、バイクの性格に合わせてこれらのモデルを巧みに使い分けていたんです。
| モデル名 | 柔軟性のタイプ | 形状の特徴 | 主な採用車種 |
|---|---|---|---|
| アリオネ (Arione) | スネーク(高い) | 全長が長く、座面がフラット | Oltre XR4, Specialissima |
| アンタレス (Antares) | カメレオン(中程度) | 幅広でフラットな座面 | Oltre XR3, Aria, Sprint |
| アリアンテ (Aliante) | ブル(硬め) | 後部が反り上がったウェーブ形状 | Infinito CV, Intenso |
レーシングスペックを支える独自のテクノロジー
フィジーク製のサドルには、過酷なレース環境にも耐えうる高度な技術が詰め込まれています。例えば、カバー素材には「マイクロテックス(Microtex)」と呼ばれる、耐久性が高く、雨に濡れても滑りにくい合成皮革が使われていました。また、サドルのベース部分のサイドがしなることで足の回転を妨げない「ウィングフレックス(Wing Flex)」構造など、ライダーのパフォーマンスを最大限に引き出す工夫が随所に見られます。
特にハイエンドモデルに採用されていた「R1(カーボンレール)」や「R3(K:iumレール)」といったグレードは、アフターパーツとして市販されている最高級品と全く同じスペックを持っていました。完成車に最初からこれほどの高品質なサドルが付いてくるというのは、ビアンキがいかに「ライダーとバイクの接点」を大切にしていたかの現れかなと思います。最近のヴェロマンへの移行により、フィジークブランドのチェレステサドルが新車で見られなくなったのは少し寂しい気もしますが、だからこそ中古市場での価値は高まる一方です。
フィジークのスパインコンセプトについてより深く理解したい方は、メーカーが公開しているフィッティング理論を参照することをおすすめします。自分の体がどのタイプに当てはまるかを知るだけでも、サドル選びの失敗がぐんと減りますよ。
もし、あなたが中古で「チェレステカラーのフィジークサドル」を見つけたなら、それは非常にラッキーなことかもしれません。現在、フィジーク自身が一般販売向けにチェレステカラーのラインナップを大幅に絞っているため、当時の「純正コラボモデル」は、まさに手に入れることが難しい希少な逸品となっています。今のバイクの性能を維持しつつ、往年の名作デザインでドレスアップする「純正戻し」は、ベテランライダーの間でも非常に人気のあるカスタム手法の一つです。マイクロテックスのしっとりとした質感と、鮮やかなチェレステのコントラストを、ぜひ一度その手で確かめてみてください。
最新のヴェロマン製サドルが持つ性能と特徴

2022年頃から、ビアンキの完成車ラインナップに大きな変化が起きました。長年続いた外部ブランドとの提携から一歩踏み出し、コンポーネントの自社ブランド化を急速に推し進めたのです。その中核を担うのが「ヴェロマン(Velomann)」というブランドです。新型のオルトレ(Oltre)やスペシャリッシマ(Specialissima)を店頭で見かけた際、「このサドル、どこのブランドだろう?」と不思議に思った方も多いかもしれません。実はこれ、ビアンキがバイク全体のパフォーマンスを極限まで引き出すために立ち上げた、戦略的な自社ブランドなんです。
かつての「有名ブランドのサドルが付いているのがステータス」という時代から、現在は「フレーム、ホイール、そしてサドルまでを一つのシステムとして統合する」という設計思想にシフトしています。これは、トッププロが使用する機材において、空力性能や重量バランスをミリ単位で制御するために不可欠な流れと言えます。ヴェロマンのサドルは、まさにそのトータル・インテグレーション(全体最適)の象徴。ビアンキの最新フレームの空力特性やジオメトリに完璧に合致するよう、専用設計されているのが最大の強みです。
ヴェロマン・サドルが選ばれる技術的理由
- システム・インテグレーション
最新フレームの振動吸収特性や空力設計に最適化。 - 現代的なエルゴノミクス
ショートノーズ形状を標準採用し、多くのライダーにフィット。 - 高いコストパフォーマンス
自社ブランドだからこそ、同価格帯の他社製品より一段上の素材(カーボン等)を投入可能。
主力モデル「Mitora(ミトラ)」の圧倒的な完成度
ヴェロマンのラインナップの中でも、特に注目すべきはフラッグシップサドルの「Mitora(ミトラ)」です。このサドルは、近年のスポーツサドルのトレンドである「ショートノーズ形状」を全面的に採用しています。全長をあえて短く設計することで、前傾姿勢を深く取った際に股関節周りの可動域を広げ、軟部組織への圧迫を劇的に軽減してくれます。私自身、実際に最新のオルトレに試乗した際に感じたのは、座面の「安定感」の素晴らしさでした。ノーズが短いため、太ももの内側がサドルと干渉しにくく、スムーズなペダリングをサポートしてくれるんです。
また、ヴェロマンはグレード展開も非常に戦略的です。上位グレードのカーボンレールモデルは、重量がわずか160g前後と、アフターマーケットの高級軽量サドルに匹敵するスペックを誇ります。完成車に最初からこれほど軽量なサドルが装備されているのは、ユーザーにとって非常に大きなメリットですよね。一方で、ミドルグレード以下のモデルにも、ヴェロマン独自のクッション材やベース構造が採用されており、長距離走行時の快適性もしっかりと確保されています。見た目も非常に洗練されており、マットブラックの質感にさりげなくチェレステのロゴが配されたデザインは、最新のエアロロードの鋭い造形に完璧にマッチします。
| モデル名 | レール素材 | 重量(実測目安) | 主な特徴 |
|---|---|---|---|
| Mitora 139 Carbon | カーボン | 約160g | 超軽量、高剛性、レース志向 |
| Mitora 139 Mn | マンガン合金 | 約210g | 強度と軽さのバランスが良い |
| 1285 URN | スチール | 約280g | 高いクッション性、日常使いに最適 |
当初は「フィジークじゃないのか……」と残念がる声も一部でありましたが、ヴェロマンの製品を手に取れば、それが単なるコストダウンではなく、「純粋な性能追求の結果」であることが分かるはずです。自社ブランドにすることで、サドルのベースの硬さやカバーの摩擦力まで、ビアンキのエンジニアが意図した通りの仕様にコントロールできるようになったのです。これにより、最新のビアンキバイクが持つ「進みの良さ」や「快適な乗り味」が、サドルによってさらに強調されています。
最新のビアンキに興味がある方は、ぜひサドルにも注目してみてください。ヴェロマンのサドルは、現在のビアンキが目指す「サイクリングの未来形」を具現化している重要なパーツです。もし、今乗っているビアンキのカスタムを考えているなら、あえて他社製ではなく、最新のヴェロマン製サドルをインストールしてみるのも、通な楽しみ方かもしれませんね。詳細なスペックやラインナップについては、ビアンキの公式サイトで確認することができます。
(参照元:Bianchi Official Website『Road Bikes Component Details』)
ヴェロマンの製品は、実はホイールやハンドルなどのコックピット周りにも展開されています。サドルをヴェロマンに合わせることで、バイク全体のブランド統一感がさらに高まり、プロチームのような隙のないビジュアルを手に入れることができますよ。
もし、ヴェロマンのサドルを使っていて「もう少し柔らかい方がいいな」と感じた場合は、セッティングの見直しが必要かもしれません。サドル単体の性能だけでなく、トータルでの調整が重要になるからです。
中古市場で探す希少なチェレステ限定モデル

「昔のあのモデルに付いていた、鮮やかなチェレステのサドルがどうしても欲しい!」そんな思いに駆られたことはありませんか?ビアンキの公式オンラインストアや正規ディーラーでも、現行モデル以外の補修パーツを新品で手に入れるのは非常に困難です。特にフィジークやセラ・サンマルコといったイタリアの老舗ブランドが手がけた「ビアンキ専用OEMモデル」は、すでに生産を終了しているものが多く、今や「絶版の希少アイテム」となってしまいました。こうした過去の名品を手に入れるための現実的な手段は、メルカリやヤフオク、あるいはeBayといった二次流通市場での「中古探し」になります。私自身、掘り出し物を見つけるために、夜な夜なオークションサイトをチェックしてしまう一人です(笑)。
中古市場を探す際、最も注目すべきキーワードは「新車外し(Take-off)」です。これは、完成車を購入したオーナーが、納車直後に自分好みのサドルに交換し、一度も実走に使わずに手放したパーツのことを指します。特に最新のヴェロマン(Velomann)サドルなどは、ブランドのこだわりから別のサドルに即交換されるケースが多く、驚くほど綺麗な状態のものが2,500円〜5,000円程度のリーズナブルな価格で出品されていることがあります。ヴェロマンは自社ブランド品とはいえ、最新のトレンドを反映した高性能なサドルですので、手頃に「最新のビアンキルック」を手に入れたい方にとっては、まさに狙い目のアイテムと言えますね。
中古サドル購入時の「絶対に外せない」チェックポイント
- 偽物・模倣品の存在
特にeBayや一部のフリマアプリでは、ブランドロゴだけをプリントした海外製の安価なコピー品が混じることがあります。ロゴのフォントが本物と微妙に違ったり、ステッチ(縫い目)の処理が荒かったりするものは避けましょう。 - チェレステの色味の変化
繰り返しお伝えしている通り、チェレステは年式によってトーンが異なります。写真の光の当たり方で判断するのは難しいですが、「〇〇年式のバイクから外したもの」という説明文は重要なヒントになります。 - レールのダメージ
最も注意すべきはレールの「クランプ痕(傷)」です。特にカーボンレールの場合、締め付けすぎによる深い傷やクラック(ひび割れ)があると、走行中に破断する恐れがあり非常に危険です。
フィジーク・アリオネ等の「プレミアモデル」を攻略する
かつてハイエンドモデルを彩った「フィジーク アリオネ チェレステ」などは、現在でもコレクターズアイテムとしての側面を持っており、状態が良いものは当時の定価に近い、あるいはそれ以上のプレミア価格で取引されることも珍しくありません。これらの「お宝」を効率よく探すには、検索ワードを工夫するのがコツです。「ビアンキ サドル 純正」だけでなく、「Bianchi Celeste Saddle」や「Fizik Arione Bianchi」など英語のキーワードでeBayを検索すると、海外の愛好家が出品している珍しいモデルに出会えることもあります。
| モデル名 | 状態 | 相場価格帯 | 入手難易度 |
|---|---|---|---|
| Fizik Arione (Celeste Edition) | 中古美品 | 8,000円〜18,000円 | ★★★★★(高い) |
| Velomann Mitora (新車外し) | ほぼ新品 | 2,500円〜6,000円 | ★★☆☆☆(低い) |
| Selle San Marco Era (OEM) | 中古良品 | 3,000円〜7,000円 | ★★★☆☆(普通) |
また、古いサドルを検討する際に忘れてはならないのが「クッション材の寿命」です。サドル内部に使われているウレタンフォームやジェルは、見た目が綺麗でも時間の経過とともに加水分解などで劣化し、本来の弾力性が失われて「底付き感」が出てしまうことがあります。「座り心地が悪くなっているかも?」と不安な場合は、出品者に「クッションに弾力は残っていますか?」と一言確認しておくと安心ですね。
ビアンキの歴史を背負った往年の名作サドルを手に入れることは、単なるパーツ交換以上の満足感を与えてくれます。ただし、あくまで中古品ですので、最終的な安全確認は自分で行う必要があります。特にレール部分は、取り付け前に金属製なら錆の有無を、カーボン製なら表面の剥離がないかを念入りにチェックしてくださいね。信頼できる老舗サドルメーカーの歴史や製品の変遷については、イタリアの公式サイトなども非常に参考になります。
ヤフオクなどで競り合いになったとき、つい熱くなって予算オーバーしてしまうことがありますが(私もしばしば……)、サドルの寿命を考えると「深追いしすぎない」のも中古探しの賢いテクニックです。定期的にチェックしていれば、いつか運命の一品に出会えるはずですよ!
ショートノーズサドルによる空力性能の向上

最近のビアンキのサドル、特にヴェロマン(Velomann)のラインナップを語る上で欠かせないのが、この「ショートノーズ」というキーワードです。単に「今っぽくて見た目がカッコいいから」という理由で採用されているわけではありません。実はこれ、現代のロードバイクシーンにおいて最も重視されている空力性能(エアロダイナミクス)を最大化するための、極めて合理的な設計なんです。
サドルの全長を240mm〜250mm前後に短縮することで得られる最大のメリットは、深い前傾姿勢(エアロポジション)をとった際に、骨盤が前方に回転しても股間周りの軟部組織を圧迫しにくいことにあります。従来の長いサドルだと、低い姿勢を取ろうとするとノーズ部分が干渉してしまい、痛みから逃れるためにどうしても上体を起こしてしまいがちでした。しかし、ショートノーズである「Mitora(ミトラ)」などを使えば、ライダーは無理なく深い前傾姿勢を長時間キープできるようになります。これにより、走行時の最大の敵である「前面投影面積」が減り、結果として空気抵抗を大幅に削減してより速く、より遠くへ走ることが可能になるのです。
ショートノーズが空力と走りに与える3つの影響
- 深い前傾姿勢の維持
骨盤を倒しても尿道付近が圧迫されず、エアロポジションが楽になる。 - ペダリング効率の向上
ノーズが短いことで太ももの内側がサドルと擦れず、スムーズな回転をサポート。 - 安定したパワー伝達
後方の座面幅を広く取ることで、高負荷なペダリング時も腰が安定する。
また、ショートノーズサドルはノーズが短い分、サドル後方の座面幅を少し広め(140mm以上)に設定しているモデルが多いのも特徴です。これにより、シッティングでパワーをかけて漕ぐ際も、坐骨がしっかりと安定したプラットフォームに乗るため、エネルギーのロスが少なくなります。特にビアンキの最新エアロロードである「オルトレ(Oltre)」シリーズでは、フレームだけでなくサドルやハンドルまでを一体のシステムとして捉える「システム・インテグレーション」の考え方が導入されています。サドル一つを変えるだけで、バイクが持つ本来の空力性能をフルに引き出せるようになるなんて、少しワクワクしませんか?
| 項目 | 従来型(ロングノーズ) | 最新型(ショートノーズ) |
|---|---|---|
| 全長 | 約270mm 〜 300mm | 約240mm 〜 250mm |
| 主なメリット | 着座位置を前後に大きく移動できる | 深い前傾姿勢でも痛みが少なく安定する |
| 空力への影響 | 姿勢が起きやすく抵抗が増えがち | 低い姿勢を維持しやすく抵抗を減らせる |
| ペダリング | ノーズが太ももに干渉する場合がある | 脚の付け根が動かしやすくスムーズ |
以前の長いサドルを使っていて、「前乗りポジションにすると股間がしびれる……」と悩んでいた方にとって、この最新の設計はまさに救世主と言えるでしょう。空気抵抗をミリ単位、ワット単位で削り落とすプロレースの世界から生まれたこのトレンドは、今やホビーライダーの快適性とスピードを両立させるためのスタンダードになっています。ビアンキのエンジニアたちは、私たちがより楽に、より速くチェレステの風を感じられるように、サドルの形状一つひとつにまで空力的な裏付けを持たせているんですね。最新のヴェロマン製サドルは、そうしたブランドの情熱が詰まった「空力パーツ」の一つと言っても過言ではありません。(出典:Bianchi Official Website『Oltre – Aerodynamic Innovation』)
最新のビアンキバイクが放つ圧倒的なスピード感は、こうした細かなコンポーネントの進化によって支えられています。もし、あなたがもっと楽にスピードを乗せたいと考えているなら、ビアンキの意図が反映されたショートノーズサドルを使いこなし、自分なりの最適なエアロポジションを探求してみるのが、一番の近道かもしれません。サドルを変えるだけで、いつものサイクリングロードが少し違った景色に見えてくるはずですよ!
軽量化を実現するカーボンレールの選び方

ロードバイクをカスタマイズしていく中で、多くのライダーが熱中するのが「軽量化」ですよね。特にビアンキのような走りの質が高いバイクに乗っていると、パーツ一つひとつの重さが気になってくるものです。その中でも、サドルの軽量化は非常にコストパフォーマンスが高く、かつ体感しやすいカスタムの一つと言えます。なぜなら、サドルはバイクの最も高い位置にあるパーツだからです。ここが軽くなると、登り坂でのダンシング(立ち漕ぎ)の際にバイクを左右に振る動作が驚くほど軽やかになります。この「振りの軽さ」を左右する決定打となるのが、カーボンレールサドルの採用です。
通常、エントリーグレードのバイクに付いているサドルはスチール(鉄)製のレールが一般的ですが、ビアンキのハイエンドモデルや、後付けのアップグレード用サドルには、カーボンファイバー製のレールが使われています。例えば、ヴェロマン(Velomann)の最上位モデルや、かつて純正採用されていたフィジーク(Fizik)の「R1」グレードなどは、このカーボンレールによって異次元の軽さを実現しています。スチールレールのサドルが300g前後あるのに対し、カーボンレールモデルなら150g程度、つまりスマホ一台分くらいの重さを一気に削り落とすことができるんです。これはヒルクライムが好きな方にとっては、これ以上ない武器になりますよね。
| ブランド・モデル | レールの素材 | 重量(目安) | 主な特徴・用途 |
|---|---|---|---|
| Velomann Mitora Carbon | カーボン | 約160g | 最新の超軽量レース仕様。振りが軽い。 |
| Fizik Arione R1 | カーボン | 約145g | 旧フラッグシップ。圧倒的な軽さと剛性。 |
| Fizik Arione R3 | K:ium(合金) | 約200g | 定番。強度と軽さのバランスが良い。 |
| Velomann 1285 URN | スチール | 約280g | 完成車標準。頑丈だが重さがネック。 |
| Gorix GX-C19 | スチール | 約330g | コンフォート・低価格。重量はある。 |
カーボンレール導入時の「規格」と「互換性」の罠
「軽くなるならすぐに変えたい!」と思うかもしれませんが、カーボンレールを選ぶ際には絶対に知っておかなければならない「規格の落とし穴」があります。通常の金属レール(スチールやチタン)は断面が「7mm×7mm」の正円形をしていますが、カーボンレールは強度を確保するために「7mm×9mm」という縦長の楕円形をしています。これが原因で、お使いのシートポストによっては取り付けられないことがあるんです。
特に注意が必要なのは、レールを「上下から挟むタイプ」ではなく、「左右から挟むサイドクランプタイプ」のシートポストです。このタイプはレールの厚みが変わるとクランプがしっかり噛み合わず、無理に締めるとレールを破損させてしまいます。もしお使いのバイクがサイドクランプ式なら、そのメーカーから発売されている「カーボンレール専用アダプター」が必要になる場合があります。ビアンキのバイク、例えばVia Nirone 7のようなアルミモデルから最新のエアロロードまで、モデルによってシートポストの構造が異なるため、購入前に必ず自分のバイクのクランプ形状を確認してくださいね。
カーボンレールを扱う際の厳守事項
- トルク管理
カーボンは「点」での強い圧力に弱いです。締め付けすぎるとレールがパキッと割れてしまいます。多くのメーカーでは5Nm〜6Nmを指定していますが、必ず専用のトルクレンチを使用してください。 - カーボンペーストの活用
低いトルクでもサドルが動かないように、レールとクランプの接触面には「カーボン用アッセンブリペースト(摩擦増強剤)」を塗るのがプロの技です。 - 面接触の確認
クランプがレールの上下を「面」で捉えているか確認しましょう。古いタイプのクランプだとレールの角に力が集中し、破損の原因になります。
また、カーボンレールには軽量化以外にも「振動吸収性の向上」という隠れたメリットがあります。カーボン素材そのものが持つ減衰特性により、路面からの突き上げが角の取れたマイルドな感触に変わるんです。長距離ライドでお尻へのダメージを減らしたい方にとっても、実はカーボンレールは有力な選択肢になります。
カーボンレールに交換した直後は、サドルの厚みが変わる(レールが縦長になる)ことで、サドル高が数ミリ高くなったように感じることがあります。交換後は必ず「サドル高」を再チェックして、必要であれば微調整することをおすすめしますよ。
憧れのカーボンレールサドルを手に入れて、バイクを一段上のステージへ引き上げてみませんか?チェレステカラーのサドルで軽量化も叶えられたら、これほど所有欲を満たしてくれるカスタムはないかなと思います。ただし、高価なパーツですので、取り付けに不安がある場合は無理をせず、信頼できるプロショップにお願いするのが一番確実で安全な道ですよ。私自身も初めてカーボンレールを締めるときは、トルクレンチを持つ手が震えましたが(笑)、その後の走りの軽さを体感すれば、きっと「変えてよかった!」と思えるはずです。
ビアンキのサドルによるお尻の痛みや調整の解決策

どれだけ見た目がかっこいいビアンキのサドルでも、座ってお尻が痛くなってしまっては、せっかくのサイクリングが台無しですよね。ここからは、多くのライダーが直面する「痛み」の悩みと、その解決策について深掘りしていきます。
- 痛いお尻の悩みを解消するおすすめの交換モデル
- 尿道の圧迫を軽減する穴あき構造のメリット
- 初心者でもできる適切な高さと角度の調整方法
- ゴリックス製など安価なチェレステ代用品の比較
- 正しい前後位置のセッティングで痛みを防ぐ
- 理想のビアンキのサドルを見つけて走りを変える
痛いお尻の悩みを解消するおすすめの交換モデル

ビアンキのロードバイクやクロスバイクを手に入れて、颯爽と走り出したものの「1時間も乗るとお尻が痛くて座っていられない……」と悩む方は非常に多いです。 特にビアンキのレーシングモデルに標準装備されているサドルは、競技志向で硬めに作られていることが多く、 慣れていない初心者の方にとっては修行のような硬さに感じられるかもしれません。 私自身、最初は「これ、板に座ってるのと同じじゃない?」と思ったほどです(笑)。 でも安心してください。サドルによる痛みは、「自分の体に合ったモデルへの交換」と「適切なアイテムの活用」で必ず解決できます。 なお、痛みの原因をもう少し体系的に整理したい方は ロードバイクでケツが痛い人向け:痛みの原因と対策&対処法 も合わせて読むと、判断がぐっと楽になります。
まず、ビアンキの洗練された雰囲気を一切壊さずに快適性を手に入れたいなら、世界最大のサドルメーカーであり、フィジークの親会社でもある「セラ・ロイヤル(Selle Royal)」の製品が第一候補になります。セラ・ロイヤルはビアンキのクロスバイク「C-Sport」などにも純正採用されており、その相性の良さは折り紙付きです。特に「Royalgel™(ロイヤルジェル)」を搭載したモデルは、圧迫を最大40%軽減するとされており、坐骨にかかる鋭い痛みから優しく守ってくれます。まさに「お尻の救世主」とも呼べる存在ですね。
お尻が痛い時に検討すべき3つのアプローチ
- クッション性の強化
セラ・ロイヤルのジェル入りサドルなど、厚みのあるモデルを選ぶ。 - 幅の最適化
自分の坐骨幅に合った「ワイドタイプ(145mm以上)」を選択する。 - 圧迫の分散
中央に穴が開いた「オープンフィット」形状で軟部組織のしびれを防ぐ。
「サドル幅」が痛みの根本解決を左右する
サドル選びで意外と見落とされがちなのが「サドル幅」です。多くのビアンキ純正サドルは、脚を回しやすいように幅が130mm〜135mm程度とスリムに設計されています。しかし、骨盤が広い人がこの狭いサドルに乗ると、坐骨(お尻の骨)をしっかり支えることができず、骨と骨の間の柔らかい部分(軟部組織)に体重が集中してしまいます。これが耐えがたい痛みの原因になるのです。
最近のヴェロマン(Velomann)製サドル「Mitora」などには、幅が145mm〜150mmといったワイド設定のバリエーションも存在します。もしあなたが「骨が当たって痛い」のではなく「全体的に圧迫されて痛い」と感じているなら、思い切って幅の広いサドルに変えるだけで、嘘のように痛みが消えることがあります。自分の坐骨幅は、段ボールの上に座って跡をつけることで自分でも測ることができますが、正確に知りたい場合はプロショップの計測サービスを利用するのが一番ですね。
| モデル名 | 特徴 | こんな人におすすめ |
|---|---|---|
| Selle Royal Scienzia | 人間工学に基づいた3つの幅展開 | 科学的なデータでお尻を守りたい人 |
| Velomann Mitora Wide | 純正の良さを活かした広め設計 | ビアンキのブランド統一感を保ちたい人 |
| Gorix 低反発サドル | 圧倒的なクッション厚と低価格 | まずは安価に痛みを解決したい初心者 |
サドルの交換と同時に検討してほしいのが、パッド付きのサイクルパンツ(レーサーパンツ)の着用です。初心者の方の中には「ピチピチしたパンツは恥ずかしい……」と抵抗がある方もいるかもしれませんが、最近ではインナーパンツとして普段着の下に履けるタイプも充実しています。サドルを柔らかくしすぎると、今度は「ペダリングのしにくさ」や「股ズレ」が発生することがあるため、硬めのサドルとパッド付きパンツの組み合わせが、実は長距離ライドにおける最も快適な解になることも多いのです。
サドルを交換した直後は、筋肉の使い方が変わって別の場所が少し痛むことがありますが、これは「慣れ」の問題であることも多いです。2、3回乗っても激痛が走る場合は形状が合っていない可能性がありますが、まずは数キロずつ走って体を馴染ませていくことも大切かなと思います。
ビアンキという素晴らしいバイクに乗っているからこそ、痛みで走ることを嫌いになってほしくありません。純正サドルの見た目にこだわりつつも、最新の人間工学に基づいたモデルや快適性を追求したブランドを賢く取り入れて、あなたにとって「どこまでも走っていける魔法の椅子」を見つけ出してくださいね。もし迷ったら、ビアンキの取扱店でテストサドルの貸し出しを行っていることもあるので、まずは「試してみる」ことから始めてみるのが、無駄な買い物を防ぐ賢い方法ですよ!
尿道の圧迫を軽減する穴あき構造のメリット

ロードバイクに乗っていて、お尻の痛み以上に不安を感じるのが「股間のしびれ」ではないでしょうか。30分も走ると感覚がなくなってきたり、降りたあともジンジンしたり……。これは、サドル中央部に集中する体重が、尿道付近を走る神経や血管を圧迫して血流を阻害してしまうことで起こります。こうした悩みを抱えるサイクリストにとって、中央に大きな開口部を設けた「穴あきサドル(オープンフィット)」は、まさに救世主のような存在です。ビアンキのバイクにおいても、エントリーモデルからハイエンドに至るまで、この穴あき構造が積極的に採用されています。特に前傾姿勢が深いビアンキのレーシングバイクでは、骨盤が前方に倒れ込むため、この「逃げ」のスペースがあるかどうかが、ライドの質を大きく左右するんです。
穴あきサドルの最大のメリットは、何と言っても軟部組織への圧迫回避です。サドルの中央がくり抜かれていることで、最もデリケートな部分に荷重がかからず、体重を左右の坐骨でしっかりと支える構造になります。これにより、長時間のライドでもしびれが発生しにくくなり、健康面での不安も軽減されます。これは男性特有の悩みと思われがちですが、実は女性サイクリストにとっても非常に重要です。骨格の構造上、女性の方が恥骨付近への圧迫を感じやすいケースも多いため、ビアンキに標準装備されているヴェロマン(Velomann)の「Mitora」や、サンマルコの「Era Open-Fit」のような形状は、性別を問わず多くのライダーに恩恵をもたらしてくれます。
穴あき構造がもたらす3つの「快適」メリット
- 神経・血管の保護
中央の空洞により、血流阻害によるしびれや麻痺を根本から防ぐ。 - 通気性と温度管理
穴から走行風が抜けることで、股間の蒸れを抑え、夏場の肌トラブルを防止。 - 軽量化への寄与
サドルベースの素材を削ぎ落とすことで、わずかながら全体の軽量化にも繋がる。
「穴」か「溝」か?ビアンキ純正モデルのこだわり
ビアンキのサドルをよく観察してみると、完全に穴が開いている「カットアウト」タイプと、穴は開いていないけれど中央が深く凹んでいる「チャネル(溝)」タイプがあることに気づくかもしれません。例えば、ヴェロマンの最新モデルでは、穴の大きさやエッジの立ち方をミリ単位で調整し、「圧迫の軽減」と「サドルの剛性」を絶妙なバランスで両立させています。穴を大きくすれば圧迫は減りますが、やりすぎるとサドルのベースがしなりすぎて、ペダリングの力が逃げてしまうというデメリットもあるんです。ビアンキが採用するサンマルコ製の「Era」シリーズなどは、そのバランスが非常に優れており、レーシング性能を損なうことなく快適性を確保しています。
| モデル名 | 構造タイプ | 圧迫軽減度 | おすすめの用途 |
|---|---|---|---|
| Velomann Mitora | ワイドチャネル(大型穴) | ★★★★★ | 最新エアロロード・長距離レース |
| Selle San Marco Era Open-Fit | オープンフィット(穴あき) | ★★★★☆ | ロングライド・ヒルクライム |
| Fizik Arione (旧モデル) | フラット(穴なし) | ★★☆☆☆ | ポジション移動を重視するプロ志向 |
また、意外と見落とされがちなのが「通気性」の向上です。真夏のライドでは、ウェアとサドルの接地面がかなり高温多湿になります。穴あき構造はここを空気が通り抜ける窓のような役割を果たしてくれるため、不快な蒸れを防ぎ、股ズレなどの肌トラブルを未然に防ぐ効果もあります。「たかが穴一つで?」と思うかもしれませんが、100kmを超えるようなロングライドでは、この小さな差が後半の疲労感に大きく響いてくるんですよね。私自身、真夏の峠越えで穴あきサドルの恩恵を何度も感じてきました。機能性がそのまま「軽量感」や「抜け感」のあるスタイリッシュな見た目に繋がっているのも、サドルのデザインの良さかなと思います。
穴あきサドルを選ぶ際の注意点
穴あきサドルにはメリットが多い一方で、「穴のエッジ部分」が坐骨の内側に当たって痛むというパターンが稀にあります。これはサドルの幅が自分の骨格に対して狭すぎる場合に起こりやすい現象です。穴があることでベースの柔軟性が変わるため、穴なしモデルよりも「幅選び」にシビアになる必要があります。もし穴あきに変えてから別の場所が痛むようになったら、サドルの幅や角度を再確認してみてくださいね。
最近の医学的な研究でも、サイクリング中のサドル圧迫が血流に与える影響は指摘されており、適切な「逃げ」を持つサドルの重要性が高まっています。ビアンキが最新モデルでヴェロマンの大型穴あきサドルを採用しているのは、そうしたエビデンスに基づいたライダーへの配慮でもあるのでしょう。自分の健康を守りつつ、チェレステのバイクでどこまでも遠くへ走り続けるために、この「穴」の恩恵をぜひ活用してみてください。
穴あきサドルを使っていて雨の日に走ると、タイヤが跳ね上げた水が穴を通ってお尻に直撃することがあります(笑)。気になる方は、サドルのレールに取り付ける簡易フェンダー(アスセーバーなど)を併用すると、快適さを維持できますよ!
初心者でもできる適切な高さと角度の調整方法

「お尻が痛いからサドルを買い替えなきゃ!」とショップへ駆け込む前に、ちょっと待ってください。実は、今使っているビアンキの純正サドルのままでも、「ミリ単位の調整」だけでその痛みが嘘のように消えてしまうことがよくあります。特にビアンキのようなレーシングジオメトリ(フレームの設計寸法)を持つバイクは、サドルの位置が少しずれているだけで、本来の快適性が損なわれてしまうんです。サドルの調整はお金がかからない「最高のカスタム」だと私は思っています。まずは今の設定をマスキングテープなどで記録してから、自分にぴったりの「スイートスポット」を探す旅に出かけてみましょう!
1. サドル高の決定:効率的なペダリングの土台
サドルの高さは、お尻の痛みだけでなく膝の故障にも直結する最も重要な項目です。 高すぎるとペダルを漕ぐ時にお尻が左右に振れて股ズレの原因になりますし、低すぎると膝に負担がかかり、いわゆる「膝痛」を招きます。 ビアンキのロードバイクを楽しむために、まずは以下の2つの方法で基準を出してみるのがおすすめです。 さらに手順を丁寧に確認したい場合は、 ロードバイクにおけるサドル高さの基本と初心者向け調整術 も参考になります。
サドル高を合わせる2つの王道テクニック
- 係数法(股下 × 0.883)
自転車界で最も有名な計算式です。股下(素足で床から股の付け根まで)の長さに0.883を掛けた数値を、BB(クランクの回転中心)からサドル上面までの距離としてセットします。 - かかと法
サドルに真っ直ぐ座り、ペダルを一番下(6時の位置)にした状態で「かかと」を乗せます。この時に膝がピンと伸び切る高さが、実際に母指球で漕いだ時に適切な「膝の余裕(約25度〜30度の曲がり)」を生む理想の高さになります。
2. サドルの角度調整:圧迫感を逃がすテクニック
高さが決まったら、次は角度です。基本中の基本は、地面に対して「完全な水平」にセットすること。これが全ての出発点です。ビアンキの純正サドルは、座面がフラットなものから少し波打ったものまで様々ですが、まずはサドルの前後端に板などを渡し、その上にスマートフォンなどの水平器アプリを置いて調整してみてください。
もし、水平にしても「尿道付近の圧迫が気になる……」という場合は、ノーズ(先端)をわずかに、本当にわずか1度から2度ほど「前下がり」にしてみましょう。これだけで股間への圧迫が劇的に和らぎ、呼吸も楽になることがあります。ただし、下げすぎには要注意です。サドルを前下がりにしすぎると、体が前に滑り落ちようとする力を支えるために、手や腕、肩に過度な負担がかかり、今度は「手のしびれ」や「激しい肩こり」に悩まされることになります。まさに「あちらを立てればこちらが立たず」の状態ですね。角度の微調整は、一度のライドで決めようとせず、工具を携帯して走りながら自分にとってのベストバランスを見極めていくのがコツですよ。
| お悩みの症状 | 調整のアプローチ | 期待できる効果 |
|---|---|---|
| 膝の前側が痛む | サドルを数ミリ「高く」する | 膝の曲がりすぎを抑え、関節の負担を軽減 |
| 尿道がしびれる・痛い | ノーズを1〜2度「下げる」 | デリケートな部分への集中荷重を逃がす |
| 手がしびれる・肩が凝る | ノーズを「水平」に近づける | 体重がハンドル側に乗りすぎるのを防ぐ |
| お尻が左右に揺れる | サドルを数ミリ「下げる」 | 骨盤を安定させ、股ズレや腰痛を防止 |
ボルトの締め付けと安全確認
調整が終わったら、必ずボルトをしっかりと締め付けてください。特にビアンキの最新エアロロード(オルトレやスプリントなど)に採用されている専用シートポストは、固定方法が特殊な場合があります。カーボン製パーツを使用している場合は、「オーバートルク(締めすぎ)」による破損に注意し、トルクレンチを使用することを強くおすすめします。
「自分で調整するのは壊してしまいそうで怖い……」と感じるかもしれませんが、スポーツバイクを楽しむ以上、自分の体にバイクを合わせる「フィッティング」の感覚を養うことは、長く健康に乗り続けるために欠かせないプロセスです。私自身、最初は1mm単位でサドルを動かすなんて大袈裟だと思っていましたが、その1mmが驚くほどの「走りの軽さ」を生むことを実感してから、調整の虜になりました(笑)。
サドルの調整は、いわば自分だけの「ビアンキ」を完成させるためのラストピースです。少しずつ試行錯誤を繰り返しながら、お尻の痛みから解放された最高のライディングポジションを手に入れてください。もしどうしても自分一人で解決できない場合は、ビアンキの取扱ディーラーなどで相談してみるのも一つの近道です。完璧なセッティングが出た時の、あの「どこまでも走っていける感覚」を、ぜひ皆さんも体験してみてくださいね!
ゴリックス製など安価なチェレステ代用品の比較

ビアンキを象徴するチェレステカラー。その美しさに惹かれてオーナーになった方にとって、サドルも同じ色で統一したいという願いは当然のことですよね。しかし、これまでに解説してきた通り、純正のビアンキのサドルは入手が難しかったり、驚くほど高価だったりすることも少なくありません。「見た目はチェレステにこだわりたいけれど、予算は抑えたい」「今の純正サドルが硬すぎて、もっと柔らかいものに変えたい」——そんな悩めるビアンキユーザーにとって、強力な味方となるのがゴリックス(Gorix)などのサードパーティブランドが展開する「チェレステ近似色」のサドルたちです。私自身、友人のビアンキをカスタマイズする際に何度か手に取ったことがありますが、そのコストパフォーマンスの高さには正直驚かされました。
特に人気が高いのは、2,000円〜3,000円台で購入できるコンフォート系のモデルです。これらは、最新のレーシングスペックを追求する純正サドルとは真逆の設計思想で作られています。中身には厚手のジェルや低反発ウレタンがたっぷりと詰め込まれており、スポーツバイク特有の「お尻を支える感覚」ではなく、「お尻を包み込むような柔らかさ」が特徴です。通勤・通学や週末ののんびりサイクリングがメインの方にとって、この圧倒的なクッション性は、何物にも代えがたいメリットになります。純正の硬いサドルで修行のようなライドを続けるよりは、こうした代用品を賢く使って「楽しく乗り続ける」方が、自転車ライフとしてはよっぽど健康的かなと私は思います。
サードパーティ製代用品を選ぶメリット
- 圧倒的な低価格
純正品の1/3から1/5程度の予算で、新品のチェレステサドルが手に入る。 - クッション性の高さ
初心者や街乗り派に嬉しい、厚手で柔らかいモデルが充実している。 - 入手性の良さ
Amazonや楽天市場などでいつでも購入でき、廃盤の心配が少ない。 - 気軽に試せる
万が一自分に合わなくても、金銭的なダメージが少ないため「サドル沼」の入り口として最適。
気になる「色味の違い」と品質のリアル
安価な代用品を検討する上で、一番気になるのはやはり「チェレステの再現度」ではないでしょうか。結論から言うと、ゴリックスなどの製品に使われている色は、ビアンキ純正のチェレステと並べると「わずかに明るい」か「緑色が強い(ミントグリーン寄り)」傾向にあります。最新のマットなチェレステ塗装のフレームと組み合わせると、太陽光の下ではその色の差が少し目立つかもしれません。しかし、一歩離れてバイク全体を見渡せば、そのカラーコーディネートの効果は絶大です。「完璧な一致」を求めるなら中古の純正品を探すべきですが、「パッと見のチェレステ感」を楽しみたいのであれば、これらの代用品でも十分に満足できるはずですよ。
また、品質面についても冷静に見ておく必要があります。低価格を実現するために、レールの素材は安価なスチール製であることが多く、サドルの重量は300g〜350g程度とかなり重めです。また、表面のカバー素材の耐久性やステッチの細かさ、レールの取り付け精度といった細部は、やはりフィジークやヴェロマンといった一流ブランドには及びません。長期間の使用では、紫外線の影響で色あせが早かったり、カバーが擦れてきたりすることもありますが、価格を考えれば「消耗品」と割り切って使うのが正解かなと思います。
| 比較項目 | ビアンキ純正(Velomann/Fizik等) | 代用品(Gorix/他ブランド) |
|---|---|---|
| 価格帯 | 約8,000円 〜 20,000円以上 | 約2,000円 〜 4,000円程度 |
| カラーの正確性 | 完璧。フレームと同一トーン。 | 近似色。やや明るかったり緑寄り。 |
| クッション性 | 硬め〜適度。競技・長距離志向。 | 非常に柔らかい。街乗り・初心者志向。 |
| 重量 | 軽量(150g〜220g前後) | 重め(300g〜350g前後) |
| おすすめの層 | 本格ライド、見た目に100%拘る人 | 初心者、街乗り、コスパ重視の人 |
購入前にチェックしておきたい注意点
安価なサドルの中には、レールの幅が微妙にずれていて取り付けに苦労するものや、カバーの裏側のタッカー(ホチキス)留めが甘いものも稀に存在します。購入後はすぐに以下の点を確認しましょう。
- レールの曲がり
左右のレールが並行で、シートポストのクランプに無理なく収まるか。 - カバーの色移り
使い始めは、白いウェアを着ているとサドルの色が移ることがあるので、一度乾いた布で強く拭いてみることをおすすめします。 - 固定力
走行中に角度が変わらないよう、純正品以上にしっかりとクランプを締め付ける必要があります(ただしオーバートルクには注意)。
もしあなたがVia Nirone 7のようなエントリーロードや、C-Sportのようなクロスバイクに乗っているなら、こうした安価なカスタムは非常に「映える」選択肢になります。高いお金を払って自分に合わない純正サドルを無理して使うより、まずはゴリックスのような手頃なサドルでお尻の平和を守りつつ、チェレステの彩りを加える。そして、自転車に乗るのがもっと楽しくなってきたら、その時に改めてヴェロマンなどの高性能サドルへステップアップする——。そんな柔軟な楽しみ方ができるのも、ビアンキという懐の深いブランドの魅力なのかなと感じます。
最近ではゴリックス以外にも、様々なメーカーから「チェレステに近い色」のバーテープやボトルケージ、サドルバッグが出ています。サドルを代用品にするなら、他の小物もそのブランドで揃えてあげると、色味のトーンが統一されて、より自然な見た目になりますよ!(出典:GORIX株式会社 公式オンラインショップ『サドル製品一覧』)
チェレステに囲まれた自転車生活を、もっと身近に、もっと快適に。ブランドの純正品という「正解」もあれば、賢い代用品という「納得の選択肢」もあります。大切なのは、あなた自身が愛車を見て「今日も乗りたい!」と思えるかどうか。予算や用途に合わせて、自分にとってのベストなサドルを見つけ出してくださいね。
正しい前後位置のセッティングで痛みを防ぐ

サドルの調整と聞くと、多くの人が「高さ」ばかりを気にしがちですが、実はそれと同じくらい、あるいはそれ以上に重要なのが「前後位置(セットバック)」のセッティングです。 どれだけサドルの高さが完璧でも、前後位置がずれているだけでペダリングの効率はガタ落ちし、さらには膝や腰に深刻なダメージを蓄積させてしまうことがあります。 ビアンキのバイク、特にレーシング志向の強いモデルに乗っているなら、この前後位置を最適化することで、驚くほど体が楽になり、ペダルに力が伝わる感覚を味わえるはずです。 私自身、この調整を疎かにしていた時期は、長距離を走るたびに膝の前側がズキズキ痛んで困っていたのですが、数ミリ単位で前後位置を見直しただけで、その痛みがピタッと止まった経験があります。 まさに「目から鱗」の調整ポイントなんですよ。 前後位置の考え方をもう少し深く知りたい方は ロードバイクのサドル前後位置の正解は?痛み解消と調整のコツ も合わせてチェックしてみてください。
サドルの前後位置が適切でないと、体には以下のような不具合が生じやすくなります。サドルが後ろすぎると、ハンドルまでの距離が遠くなってしまい、無理に手を伸ばすことで腰痛や肩こりを引き起こします。逆に前すぎると、ペダルを漕ぐ際に膝が前に突き出しすぎてしまい、膝のお皿(膝蓋骨)周辺の腱に過度な負担がかかって「膝蓋靭帯炎」のような痛みを招く原因になります。ビアンキが持つ本来の軽快な走りを引き出すためにも、まずは自分の骨格に基づいた「基準点」を見つけることから始めましょう。
前後位置を決める黄金律「KOPS理論」とは?
バイオメカニクス(生体工学)の観点から、最も膝への負担が少なく、効率的にパワーを伝えられる基準として知られているのがKOPS(Knee Over Pedal Spindle)理論です。手順は以下の通りです。
- 準備
バイクを固定ローラーに乗せるか、壁に寄りかかって水平な場所でまたがります。 - 位置決め
クランクを地面と水平(3時の位置)にします。 - 計測
膝のお皿のすぐ裏側(脛骨粗面付近)から、重りをつけた糸(下げ振り)を垂直に垂らします。 - 判定
その糸が、「ペダル軸の真上」を通る位置が、理想的なサドルの前後位置の基準となります。
最新ビアンキモデルとショートノーズサドルの特殊性
最近のビアンキモデル、特に「オルトレ(Oltre)」や「スプリント(Sprint)」は、シートチューブの角度が比較的立っている(73.5度〜74.5度程度)のが特徴です。これは、より積極的なペダリングを可能にする「前乗り」しやすい設計を意味しています。ここで注意したいのが、最新のヴェロマン(Velomann)製ショートノーズサドルを使用する場合のセッティングです。ショートノーズは全長が短いため、従来の長いサドルと同じ感覚で先端を基準に合わせると、座る位置が前になりすぎてしまうことがあります。
ショートノーズサドルの場合は、先端ではなく「BRP(Biomechanical Reference Point)」と呼ばれる、サドル幅が70mm〜75mmになる地点を基準に計測するのが最新のスタンダードです。私のアドバイスとしては、KOPSで基準を出したあと、ヴェロマンサドルなら「ほんの数ミリ(2〜3mm)だけ後ろ」にセットしてみてください。これにより、お尻がサドルの広い部分にしっかりと乗り、安定感が増すことが多いですよ。ビアンキの洗練されたジオメトリを最大限に活かすには、こうした最新サドルの特性を理解した微調整が不可欠です。
| サドルの状態 | 起こりやすい痛み・違和感 | 調整のアプローチ |
|---|---|---|
| 前すぎ(Forward) | 膝の前側の痛み、太もも前側の過度な疲労 | サドルを5mm程度「後ろ」に下げる |
| 後ろすぎ(Rearward) | 腰痛、ハムストリングの痛み、ハンドルが遠い | サドルを5mm程度「前」に出す |
| 最適(Ideal) | 膝に違和感がなく、自然に脚が回る | 現在の位置を記録して維持する |
レールの「限界線」に注意してください
サドルの前後位置を調整する際、レールのサイドに刻まれている「MAX / STOP」のラインを絶対に超えないようにしてください。チェレステカラーを際立たせるために極端な位置にセットしたくなるかもしれませんが、限界を超えた固定はレールに過度な応力をかけ、走行中のサドル破損という重大な事故に繋がる恐れがあります。もし限界を超えないと理想の位置が出ない場合は、シートポスト自体のオフセット(後退量)を見直す必要があります。
「たかが数ミリ」と思うかもしれませんが、自転車は一分間に何十回、何百回とペダリングを繰り返すスポーツです。その数ミリのズレが、数千回の回転を経て大きなダメージに変わるのか、あるいは最高の推進力に変わるのか。この差は非常に大きいです。自分の体格や柔軟性に合わせたセッティングは、プロ選手だけでなく、週末を楽しむホビーライダーにとっても「長く健康に乗り続けるため」の必須条件と言えます。
適切なセットバックの重要性については、スポーツバイクの世界的メーカーも人間工学に基づいた基準を公開しており、特に膝の保護という観点から非常に重視されています。 (出典:ライトウェイプロダクツジャパン)
サドルを前後に動かすと、相対的に「ハンドルまでの距離」も変わります。サドルを後ろに下げてお尻の痛みは消えたけれど、今度は腕が疲れるようになった……という場合は、ステムの長さを変更するなど、コックピット周りの調整もセットで考えるのが、全体のバランスを整えるコツですよ!
ビアンキという素晴らしいバイクを手に入れたのなら、その性能を100%使い切りたいですよね。サドルの前後位置をビシッと決めることで、膝の痛みから解放され、ペダルを踏み込むたびにグンッと前に進む感覚を手に入れてください。もし自分でやるのが不安なら、ビアンキに精通したショップのスタッフに相談しながら、一緒に「最高の1mm」を探してみるのも、自転車ライフをより深く楽しむ素晴らしい経験になるはずです。完璧なポジションで、チェレステのバイクとともにどこまでも走り抜けていきましょう!
理想のビアンキのサドルを見つけて走りを変える

ここまで、ビアンキのサドルの深い歴史から最新のトレンド、そして痛みとサヨナラするための具体的な調整方法まで詳しく解説してきました。最後に改めてお伝えしたいのは、サドルは単なる「座るための部品」ではないということです。ライダーとバイクが触れ合う最も大きな面積を持つ接点(タッチポイント)であり、あなたのペダリングパワーを効率よく推進力に変えるための「支点」でもあります。そして何より、あの美しいチェレステカラーを纏ったサドルは、所有する喜びを何倍にも膨らませてくれる、ビアンキの魂とも言えるパーツなんです。私自身、自分にぴったりのサドルに出会えたことで、10km走るのが精一杯だった状態から、100kmを超えても「もっと走っていたい!」と思えるほど走りが激変しました。あなたにも、ぜひその感動を味わってほしいなと思います。
ビアンキを取り巻く環境は、かつてのフィジークやセラ・サンマルコといった老舗ブランドとのコラボレーション重視から、最新の「ヴェロマン(Velomann)」によるトータル設計へと大きく舵を切っています。この変化は、より科学的で、より速く走るための進化です。一方で、往年の名作モデルが持つイタリアンな雰囲気や、完璧に調色されたチェレステの美しさもまた、捨てがたい魅力がありますよね。最新の性能を追うのも良し、こだわりのデッドストック品を探すのも良し。大切なのは、あなたの走りのスタイルと、愛車に対する価値観に最もフィットする選択をすることかなと思います。
理想の走りを手に入れるための3つの最終チェック
- 「目的」を再確認する
レースでコンマ一秒を削るための軽量・高剛性か、それとも週末を笑顔で走り切るための快適性か。 - 「セッティング」を疑ってみる
サドルを買い換える前に、高さ・角度・前後位置をミリ単位で調整し、今のサドルの限界を確かめる。 - 「カラー」で愛着を深める
自分が見て「最高にかっこいい」と思えるチェレステのトーンを選び、モチベーションを最大化する。
あなたの自転車ライフを劇的に変える「最初の一歩」
もし今、あなたが純正サドルでお尻の痛みに悩んでいたり、見た目のカスタマイズで行き詰まっていたりするなら、まずは今回ご紹介した「微調整」から始めてみてください。お金をかけずに自分の体がどう反応するかを知ることは、将来的に高価なサドルへアップグレードする際にも、失敗しないための貴重な経験になります。そして、もし「やっぱり変えたい!」と思ったときは、食わず嫌いせずに最新のヴェロマン製ショートノーズサドルを試してみるか、あるいは中古市場で憧れのフィジーク製チェレステモデルを探し出してみてください。その一歩が、あなたのビアンキを「ただの乗り物」から、人生を豊かにする「最高の相棒」へと進化させてくれるはずです。
| フェーズ | 推奨するアクション | 期待できる効果 |
|---|---|---|
| STEP 1:現状改善 | 今のサドルを数ミリ単位で高さ・前後調整 | 痛みの軽減、ペダリングのしやすさ向上 |
| STEP 2:快適化 | 穴あき構造やワイド幅のサドルへ交換 | 股間のしびれ解消、長距離ライドの疲労軽減 |
| STEP 3:性能・外観向上 | カーボンレール採用やヴェロマン上位モデルへ | バイクの軽量化、最新エアロルックの完成 |
ビアンキというバイクは、乗れば乗るほど、そして手をかければかけるほど、その奥深い魅力に応えてくれる不思議な魔力を持っています。お気に入りのサドルに腰を下ろし、ハンドルを握って漕ぎ出した瞬間の、あの軽やかな感覚。チェレステカラーが街並みや自然に溶け込み、風を切って進む心地よさ。そんな素晴らしい時間を、一人でも多くのビアンキオーナーさんに満喫していただきたいと心から願っています。あなたの自転車ライフが、理想のサドルとの出会いによって、より色鮮やかで、より快適なものになることを応援しています!
サドルは一度決まったら終わりではなく、自分の体力や柔軟性の変化に合わせて、定期的に見直すのが「長く楽しむコツ」です。数年後にまたこの記事を読み返したとき、新しい発見があるかもしれません。その時はぜひ、またペダルノートに遊びに来てくださいね。
【免責事項】
本記事で紹介している数値データ(係数法など)や適合情報は、一般的な目安を示すものであり、全ての個人に適合することを保証するものではありません。サドルの高さや前後位置の極端な変更は、予期せぬ怪我やパーツの破損に繋がる恐れがあります。特にカーボンレール等のデリケートなパーツの取り付けや、ミリ単位のシビアな調整については、事故防止のため、必ずビアンキ正規販売店などの専門知識を持つプロショップへ相談し、最終的な作業を依頼することを強く推奨します。走行中に異音や違和感を感じた場合は、直ちに使用を中止し点検を受けてください。


