ジャイアントのロードバイクを型落ちで賢く選ぶ!性能差と注意点解説

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ジャイアントのロードバイクを型落ちで賢く選ぶ!性能差と注意点解説
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こんにちは。ペダルノート 運営者の「アキ」です。

新しい自転車を検討していても、最近の記録的な円安や原材料費の高騰によって、ロードバイクの新車価格はかつてないほど高くなっていますよね。世界的な人気ブランドであるジャイアントのロードバイクを型落ちで探している方も、性能対価格比、いわゆるコストパフォーマンスを極限まで追求したいと考えているのではないでしょうか。特に2024年から2025年にかけては主力モデルのフルモデルチェンジが重なっているため、店頭の在庫処分品や中古市場に魅力的な選択肢が溢れる非常に面白いタイミングです。しかし、いざ探し始めてみると「最新型とのスペック差はどのくらいあるのか」「自分に合うサイズが残っているか」「価格相場は適正なのか」といった疑問や不安も湧いてきますよね。

この記事では、そんな皆さんの悩みを解決するために、ジャイアントのロードバイクの型落ちにおける賢い見極め方や独自の注意点を詳しく整理しました。この記事を読み終える頃には、予算内で最高の満足感を得られる一台が明確に見えてくるはずですよ。

記事のポイント
  • 最新のTCRやPropelといった人気モデルの世代間における具体的な重量や性能の差
  • フルモデルチェンジの周期から読み解くジャイアントのロードバイクの賢い買い時
  • 独自規格であるOverDrive 2やフックレスリム、特殊ブレーキに潜む互換性のリスク
  • 直営アウトレット店や大手中古専門店を駆使して良質な個体を手に入れるための戦略
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ジャイアントのロードバイクを型落ちで選ぶ利点

ジャイアントのロードバイクを型落ちで選ぶ利点
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ジャイアントのバイクをあえて型落ちで選ぶことには、単に「安い」という以上の合理的なメリットがたくさんあります。技術が成熟した現代のロードバイクにおいて、最新型と旧型の実力差を正しく理解することで、賢い買い物ができるようになります。ここでは、主要モデルごとの進化の過程と、旧モデルが持つ独自の価値について深掘りしていきましょう。

  • TCRのおすすめモデルと性能進化
  • 中古市場でも人気の高いPropelの魅力
  • 安い価格で手に入るDefyの市場価値
  • アウトレット店舗での在庫とセール時期
  • Contendのサイズ選びと在庫確認
  • 2024年モデルと旧世代のスペック差
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TCRのおすすめモデルと性能進化

TCRのおすすめモデルと性能進化
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ジャイアントのラインナップにおいて、不動のセンターを務めるのが「TCR(Total Compact Road)」です。1990年代後半にスローピングフレームという概念を世界に持ち込み、ロードバイクの設計を根本から変えた歴史的名機ですね。そんなTCRが2024年3月に第10世代へとフルモデルチェンジを果たしたことで、今、型落ち市場では「第9世代(2021-2023年モデル)」が空前の注目を集めています。最新型が登場すると旧型は色褪せて見えるのが世の常ですが、TCRに関しては少し事情が異なります。実力派のサイクリストたちが、あえて今、第9世代を血眼になって探している理由を深掘りしていきましょう。

第10世代と第9世代の決定的な違い:重量の「中身」を読み解く

最新の第10世代TCRは、ジャイアントが「史上最も軽く、最も硬く、最も空力に優れる」と謳う自信作です。確かに、カーボンシートの裁断プロセスに「コールドブレードカッティング」という最新技術を導入し、シートの重なりを最小限に抑えることで、最上位のAdvanced SLグレードではフレーム単体で約75gの軽量化(765gから690gへ)を達成しています。これだけ聞くと「やっぱり最新型が圧倒的じゃないか」と思うかもしれません。しかし、完成車としての「システム総重量」で見ると、面白い事実が浮かび上がってきます。

構成コンポーネント第9世代 TCR Adv SL (2021)第10世代 TCR Adv SL (2025)差異
フレーム本体765g690g-75g
ヘッドセット・スペーサー67.93g90.8g+22.87g
塗装(Paint)50g56g+6g
システム総重量1397.03g1358.6g-38.43g

(出典:GIANT Bicycles US『Giant TCR Testing Results』

そう、システム全体での差はわずか38g程度なんです。第10世代はワイヤーを完全にフレーム内部に通す「フル内装化」を実現しましたが、そのためにヘッド周りのパーツが複雑化し、重量が増えてしまいました。対して、第9世代はワイヤーがステム下から露出する「セミ内装」方式。見た目のスッキリ感では最新型に譲りますが、実重量の差は極めて小さく、むしろ第9世代がいかに軽量なバイクであったかを証明する結果となっています。私のような「たまに自分でハンドル高を変えたい」とか「遠征時にハンドルを外して輪行バッグに入れる」といったユーザーにとって、整備性の高い第9世代の構造は、最新型にはない大きなメリットですね。

ヒルクライマー垂涎:リムブレーキ仕様の「最終完成形」としての価値

第9世代TCRを語る上で絶対に外せないのが、ハイエンドグレードにおけるリムブレーキモデルの存在です。第10世代からは、上位モデルのAdvanced SLおよびAdvanced Proにおいてリムブレーキ仕様が完全に廃止されました。つまり、第9世代こそが「ジャイアントが本気で作った最後の超軽量リムブレーキレーサー」ということになります。

ディスクブレーキは確かに雨の日の制動力やコントロール性に優れていますが、システム全体ではどうしても300g〜500gほど重くなります。1グラムの差が明暗を分けるヒルクライムレースにおいて、フレーム重量700g台のリムブレーキ車は、最新のディスクロードをも凌駕する「最強の武器」になり得ます。中古市場やショップの長期在庫で、もし第9世代のAdvanced SLグレードのリムブレーキフレームを見つけたら、それはもはや骨董品レベルの価値を持つお宝と言っても過言ではありません。手持ちの高級カーボンホイール(リムブレーキ用)を活かしたい方にとっても、これ以上の選択肢はないかなと思います。

Advanced SLグレード(ISP仕様)を中古で買う際の注意点

TCRの最上位グレード「Advanced SL」は、シートポストがフレームと一体化したISP(Integrated Seat Post)構造を採用しています。これは軽量化と乗り心地に貢献しますが、「一度カットすると元に戻せない」という特徴があります。中古で購入する場合、前のオーナーが自分より足が短い人だと、サドル高を上げられずに乗れない……という悲劇が起こりかねません。スペーサーで数センチの調整は可能ですが、購入前には必ず現在のサドル高と、カットされたシートチューブの長さを確認してくださいね。

グレード選びの戦略:Advanced Proが「賢い選択」である理由

型落ちの第9世代を探すなら、私は「Advanced Pro」グレードを強く推したいです。最上位のSLはISPの問題がありますが、Proグレードであれば通常のシートポスト仕様なので、サイズ調整の自由度が高く、中古でも安心して購入できます。それでいて、フォークコラムまでカーボン製のフルカーボンフォークや、高性能なカーボンホイール(SLR 1など)が標準装備されていることが多く、買ったそのままでレースに出られるスペックを持っています。

まとめると、第9世代TCRは「最新型と遜色ない軽さ」「高い整備性」「リムブレーキ仕様の存在」という3つのポイントにおいて、型落ちならではの強烈な魅力を放っています。最新の2025年モデルが発表され、ショップが在庫処分に走る今こそ、この名車を破格の条件で手に入れる絶好のチャンスですよ。正確な在庫状況や価格については、公式サイトの店舗在庫検索なども活用しながら、早めに動くことをおすすめします。

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中古市場でも人気の高いPropelの魅力

中古市場でも人気の高いPropelの魅力
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ジャイアントのラインナップの中で、最も「速そう!」というオーラを放っているのが、エアロロードの「Propel(プロペル)」ですよね。その平坦での圧倒的な巡航性能と力強いルックスに憧れる方は多いのですが、型落ちや中古で探す際には、ある一つの「年式」を境にバイクの性格が180度変わっていることを知っておかなければなりません。結論から言うと、2023年モデル以降の「第3世代」か、それ以前のモデルか。ここが運命の分かれ道になります。Propelの歴史はエアロ性能の追求の歴史でもありますが、最新の型落ちモデルは、かつての弱点を完全に克服した「化け物級の万能機」へと進化しているんです。

2023年モデルで起きた「エアロロードの革命」

以前のPropel(特に2018〜2022年モデルの第2世代)は、空気抵抗を極限まで減らすために、フレームが厚く、全体的に「重厚長大」な作りでした。平坦路では無敵の強さを誇る一方で、重量があるため登り坂ではTCRに大きく引き離され、乗り心地も非常に硬い、いわば「平坦専用の特殊兵器」という印象が強かったんです。しかし、2023年モデルでのフルモデルチェンジは、そんなPropelの常識を根底から覆しました。

ジャイアントのエンジニアたちは、フレームセットとコクピットの合計で、なんと前作比15.5%、重量にして約225gもの大幅な軽量化に成功したんです。さらに驚くべきは、リアバック(シートステイ周辺)をあえてスリムな形状に変更したことで、路面からの突き上げに対する柔軟性(コンプライアンス)を85%も向上させた点にあります。これにより、型落ちの2023年以降のモデルであれば、「エアロロードなのにTCRのように登れて、Defyのように快適」という、魔法のような乗り味を手に入れることができるようになりました。

世代区分特徴・性格中古・型落ちで選ぶ際の注意点
第1世代 (2013-2017)専用Vブレーキ搭載の超エアロ機ブレーキの調整が難しく、ワイドタイヤが使えないため、初心者には不向きです。
第2世代 (2018-2022)ディスク化・完全内装の重戦車とにかく「重さ」と「ハンドル周りの整備性」がネック。平坦メインならアリ。
第3世代 (2023-)軽量・快適・爆速の万能エアロ型落ち市場の「大本命」。性能の断絶があるため、迷わずこちらを推奨します。

(出典:BikeRadar『The new 2023 Giant Propel is a sub-7kg disc brake aero road bike』

中古購入時に必ずチェックすべき「コクピットシステム」

Propelを型落ちで検討する際、私が最も皆さんに注意してほしいのが、ハンドルとステムの独自規格です。第2世代までのPropelは、ワイヤーを隠すために巨大な専用ステムを採用しており、これがポジション調整を非常に難しくしていました。しかし、第3世代(2023年〜)では、新しいケーブルルーティングが採用され、ステム交換やハンドルの角度調整が格段に容易になっています。中古品は「前のオーナーの体格」に合わせて組まれているため、ステム長が自分に合わないリスクが常にあります。調整が容易な2023年モデル以降を選ぶことは、自分に最適なポジションを出すための「保険」でもあるんです。

Propel型落ち選びの戦略的提言

  • ターゲットは2023年モデル以降
    それ以前のモデルがどれだけ安くても、重量と快適性の差を考えると、2023年以降の個体を探すのが最も満足度が高いです。
  • Advancedグレードが狙い目
    プロ仕様の「SL」はISP(シートポスト一体型)で中古のサイズ合わせが困難ですが、通常のシートポストを採用した「Advanced」や「Advanced Pro」なら安心して購入できます。
  • 105 Di2搭載車を探せ
    この世代から電動変速の105が普及し始めました。エアロロードの複雑なワイヤー取り回しから解放される電動変速は、Propelと最高の相性です。

私自身、平坦路を高速で駆け抜ける爽快感はPropelにしか出せない味だと思っています。もし皆さんが「見た目のカッコよさも、登りの軽快さも、ロングライドの快適さも、全部諦めたくない!」という欲張りな願いをお持ちなら、2023年モデル以降のPropel Advancedグレードの中古や展示車在庫を、まずは最優先でチェックしてみてください。この世代のPropelは、もはや「エアロ性能を強化したTCR」と呼べるレベルの完成度。型落ち市場で見つけることができれば、それは一生モノの相棒になるはずですよ。あ、もし具体的なサイズ感や、前の世代とのより細かいジオメトリの差が気になるなら、いつでも聞いてくださいね!

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安い価格で手に入るDefyの市場価値

安い価格で手に入るDefyの市場価値
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「100km以上のロングライドをもっと楽に、もっと遠くまで走りたい」と考えたとき、真っ先に候補に挙がるのがジャイアントのエンデュランスロード「Defy(ディファイ)」シリーズです。Defyは2024年に第5世代へと劇的な進化を遂げましたが、実は型落ちとなった「第4世代(2019-2023年モデル)」が、今ロードバイク市場でとんでもなく高いコストパフォーマンスを発揮しているのをご存知でしょうか。最新モデルが数々のアップデートを受けた一方で、第4世代もまた「エンデュランスバイクとしての完成形」と言われるほどのポテンシャルを秘めています。ここでは、あえて今、型落ちのDefyを選ぶことがどれほど戦略的なメリットを生むのか、私の視点で深く掘り下げてみたいと思います。

2024年モデル(第5世代)と第4世代の違いを冷静に分析

最新の2024年モデルにおける最大のトピックは、大幅な軽量化です。フラッグシップのAdvanced SLフレームは、前世代より約195g(約20%)も軽い785gという、レーシングバイク顔負けの数値を叩き出しました。しかし、ここで冷静に考えてみてほしいのです。エンデュランスライドの目的は「タイムを競うこと」よりも「最後まで快適に走り切ること」ですよね。数百グラムの軽量化のために、跳ね上がった新車価格を支払う価値が本当にあるのかどうか。第4世代のDefy Advanced 2(105搭載モデル)なら、中古や店頭在庫で15万円〜18万円前後で見つかることも珍しくありません。この価格差があれば、余った予算で高級なカーボンホイールや、疲労を軽減する最高級のサイクルウェアを揃えることができます。トータルの走行体験としては、型落ちバイク+高級装備の方が、最新ノーマルバイクよりも満足度が高くなることも多いんです。

比較項目第4世代 Defy (2019-2023)第5世代 Defy (2024-)
設計思想D-Fuseによる快適性の追求機能的単純化(軽量化と効率)
フレーム重量 (目安)標準的なエンデュランス重量Adv SLで785g(大幅軽量化)
タイヤクリアランス最大32mm(余裕あり)最大38mm(グラベル対応可)
ワイヤー取り回しステム下からのセミ内装完全内装(スッキリした見た目)

(出典:GIANT公式サイト『「DEFY」シリーズがフルモデルチェンジ』

ギミックを排した「機能的単純化」が生む圧倒的な信頼性

Defyが他社のエンデュランスバイクと一線を画しているのが、あえて複雑なサスペンション機構を採用していない点です。例えば、他社ではハンドル周りやシートポストに可動式のギミックを搭載して振動を吸収させますが、ジャイアントは「D-Fuse」と呼ばれるD型断面のパーツの「しなり」だけで快適性を作っています。この哲学は、型落ちの第4世代でも既に完成の域に達しています。可動部がないということは、「異音が出にくい」「故障のリスクが低い」「メンテナンスが簡単」という、非常に現実的なメリットに繋がります。

第4世代Defyが「買い」な理由

  • 圧倒的な中古相場の安さ
    浮いた予算をパーツのアップグレードに回せる。
  • 熟成されたD-Fuseシステム
    しなりを利用した快適性は第4世代でも十分に高い。
  • メンテナンスの容易さ
    複雑なギミックがないため、初心者でも扱いやすい。
  • 32mmタイヤの安心感
    舗装が荒れた道でも気兼ねなく突っ込んでいける。

カスタムベースとしての魅力とタイヤクリアランスの重要性

型落ちのDefyを手に入れるなら、ぜひ「タイヤのアップグレード」を検討してみてください。第4世代は最大32mm幅のタイヤに対応していますが、これを最新の高性能チューブレスレディタイヤに変えるだけで、乗り心地は劇的に進化します。最近では28c〜32cがエンデュランスの主流になっており、少し空気圧を落として走れば、まるで魔法の絨毯に乗っているような滑らかな走りが体感できますよ。「最新のフレームを買うよりも、型落ちのフレームに最高級のタイヤを履かせる」ほうが、ロングライドでの疲労軽減効果は大きいかもしれません。

Defy Advanced 2などの型落ちを狙う際、コンポーネントが「シマノ 105 R7000系」であれば、将来的なパーツの互換性も高く安心です。11速仕様ではありますが、現在でも多くのユーザーに愛されている名作グループセットなので、長く使い続けることができます。

最新の第5世代が「より速く、より軽く」を追求した一方で、第4世代は「手軽に、どこまでも快適に」というロードバイク本来の楽しさを、今なら中古や在庫品として非常にリーズナブルに提供してくれています。経済的な合理性を重視しつつ、最高に快適なサイクリングライフを手に入れたいなら、この型落ちDefyこそが、今選ぶべき真の「お宝バイク」だと言えるでしょう。もし、具体的な年式によるカラーの違いや、自分に合うサイズの探し方で迷ったら、いつでも相談してくださいね!

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アウトレット店舗での在庫とセール時期

アウトレット店舗での在庫とセール時期
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ジャイアントのロードバイクを安く手に入れる方法は、なにも中古ショップやオークションサイトだけではありません。むしろ、私が「最も賢い型落ちの買い方」だと思っているのが、メーカー直営の「ジャイアントストア」が展開するアウトレット車を狙う戦略です。新品同様のコンディションでありながら、型落ちになった瞬間に驚くような価格で放出される車両が実在します。ここでは、全国に広がる直営ネットワークを駆使した、具体的な「お宝探し」のコツをお話ししますね。

ジャイアントストア特有の「認定アウトレット」の仕組み

ジャイアントストアの一部店舗では、展示車や試乗車として役目を終えた車両、あるいは倉庫に眠っていた長期在庫品を「アウトレット」として特別価格で販売しています。有名なのは東京都の「ジャイアントストア聖蹟桜ヶ丘」や、以前よりアウトレットに力を入れている「ジャイアントストア仙台」などですね。こうした店舗に並ぶ車両は、たとえ「型落ち」であっても、プロのメカニックが完璧にオーバーホールを施し、消耗品を交換した状態で納車されます。

中古店との決定的な違いは、メーカーの正規保証が適用されるケースが多いという点です。カーボンフレームのクラック(ひび割れ)などを心配せずに、安心して乗り出せるのは直営店ならではの強みかなと思います。ただし、これらは一点物であることが多いため、自分のサイズが残っているかどうかは「運とスピード」の勝負になります。

購入チャネル価格帯(目安)整備・保証内容主なメリット・デメリット
直営店アウトレット定価の20〜30%OFFメーカー基準の完璧な整備・保証あり【メリット】安心感が最強。新品同様の保証。
【デメリット】在庫が極めて少ない。
大手中古専門店定価の30〜50%OFFショップ独自の整備・短期保証【メリット】在庫が豊富で選びやすい。
【デメリット】前オーナーの使い方が不明。
個人売買(メルカリ等)定価の50%OFF以下〜現状渡し(保証なし)【メリット】とにかく安い。
【デメリット】防犯登録や故障のリスクが自己責任。

狙い目は11月!ブラックフライデーとモデルチェンジ期の波を掴む

ジャイアントのバイクを安く買うための黄金期、それは「新モデル発表後の9月〜10月」、そして「11月下旬のブラックフライデー」です。ジャイアントは世界最大のメーカーだけあって、在庫管理が非常にシステマチック。新年度モデルが店頭に並び始めると、旧モデルとなった在庫は一気に「型落ち」としてマークダウンされます。

特に近年の注目は、11月下旬に開催される大規模な「ブラックフライデーセール」です。この時期は直営店だけでなく、オンラインショップでも対象バイクが最大30%オフなどの破格値で放出されることがあります。ここで便利なのが「クリック&コレクト」というシステム。全国の店舗にある在庫をネットで確保し、最寄りのジャイアントストアで受け取ることができるため、わざわざ遠方のアウトレット店まで足を運ぶ必要がないんです。このスピード感についていくには、あらかじめジャイアント公式サイトのニュースレターに登録しておくのが一番の近道かなと思います。

アウトレット・セール攻略の3ヶ条

  • 公式サイトの「キャンペーン情報」を週に1回はチェック
    ブラックフライデーなどの告知は突然始まります。
  • 適正サイズを事前に把握しておく
    セールが始まってから「自分はこのサイズでいいのかな?」と悩んでいる間に、人気モデルは売り切れてしまいます。
  • 展示車・試乗車上がりの小傷は気にしない
    性能に影響のない表面的な傷であれば、それを理由に数万円安く買えるのはラッキーと捉えましょう。

失敗しないための「在庫問い合わせ」のコツ

ジャイアントストアのブログをチェックしていると、「〇〇モデル、アウトレット価格で入荷しました!」という記事が出ることがあります。これを見つけたら、まずはすぐに電話かメールで問い合わせるのが基本です。その際、「自分の身長」と「現在乗っているバイクがあればそのサイズ」を伝えると、スタッフさんがスムーズに案内してくれます。直営店のスタッフさんは本当に親身になって相談に乗ってくれるので、型落ちゆえの不安も解消しやすいはずです。

「型落ち」という言葉には少しネガティブな響きがあるかもしれませんが、ジャイアントのアウトレットに限っては、それは「最高にコストパフォーマンスが高い新品」という意味に等しいです。新車価格が上がり続けている今だからこそ、こうした賢い買い方を駆使して、浮いた予算でサイクリング旅行の計画を立てる……そんな楽しみ方もアリだと思いませんか?

直営店のアウトレット車は、店舗間での取り寄せができない場合も稀にあります。基本的には「その場にある一台」が勝負ですので、もし気になる車体を見つけたら、迷わず見学に行ってみることをおすすめします。迷っているうちに誰かが契約してしまう、それがジャイアントの型落ち市場の厳しさであり、醍醐味でもあります。

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Contendのサイズ選びと在庫確認

Contendのサイズ選びと在庫確認
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「これからロードバイクを始めたいけれど、いきなり30万円以上出すのはちょっと……」という方にとって、ジャイアントのアルミロード「Contend(コンテンド)」シリーズは、まさに救世主のような存在ですよね。型落ちモデルであれば、運が良ければ10万円を切る価格で見つかることもあり、浮いた予算でヘルメットやライトなどの必須アイテムを揃えられるのが最大の魅力です。しかし、入門機として圧倒的な人気を誇るからこそ、型落ち市場では「自分のサイズが残っていない」という問題や、「ARと無印、どっちを選べばいいの?」という混乱が起きやすいのも事実。ここでは、Contend選びで後悔しないための具体的なチェックポイントを詳しく解説していきます。

そもそも「無印」「SL」「AR」は何が違うの?

Contendシリーズを探していると、似たような名前のモデルが複数出てきて困惑することがあるかもしれません。型落ち市場で流通しているのは、大きく分けて以下の3つのタイプです。それぞれの性格を理解することが、自分にぴったりの一台を見つける第一歩になります。

  • Contend(無印)
    最もベーシックなモデル。手の届きやすい価格で、街乗りから週末のサイクリングまで幅広くこなせます。
  • Contend SL
    「ALUXX SL」という上位の軽量アルミ素材を採用。よりキビキビとした走りが得意な、TCRのアルミ版のような位置付けです。
  • Contend AR(All Road)
    近年のトレンドである「太いタイヤ」に対応したモデル。最大38mm幅まで履けるので、荒れたアスファルトやちょっとした砂利道も安心して走れます。
モデル名フレーム素材タイヤクリアランスブレーキ形式
Contend 1 / 2ALUXX(標準)最大28mm程度リムブレーキ
Contend SL 1 / 2ALUXX SL(軽量)最大28mm程度リム or ディスク
Contend AR 1 / 2 / 3 / 4ALUXX(標準)最大38mm(超ワイド)ディスクブレーキ専用

(出典:GIANT公式サイト『BIKE SELECTOR』

私個人の見解としては、もし型落ちで探すなら「Contend AR」が最も現代的で潰しが効くかなと思います。最近はディスクブレーキが主流ですし、太いタイヤの安定感は初心者にとって大きな味方になりますから。逆に、「とにかく軽快に飛ばしたい!」という方には、数が少なくなっていますがリムブレーキ仕様の「Contend SL」の掘り出し物を探すのもアリですね。

型落ち狙いで最も失敗しやすい「サイズ選び」の罠

ここが一番重要なポイントなのですが、型落ちモデルを探していると「欲しかったモデルだけど、自分の適正サイズより一つ大きい(または小さい)サイズしか残っていない」という状況によく遭遇します。店員さんから「サドルを下げれば乗れますよ」と言われることもあるかもしれませんが、そこには大きな罠が潜んでいます。

ロードバイクはママチャリと違い、前傾姿勢で全身を使って漕ぐ乗り物です。サイズが合っていないと、ハンドルが遠すぎて肩や首が凝ったり、逆に窮屈で膝を痛めたりと、せっかくの自転車生活が苦行になってしまいます。特にアルミフレームのContendはカーボンに比べて振動がダイレクトに伝わりやすいため、ポジションの不一致が体の痛みとして顕著に出やすいんです。「安いから」という理由でサイズを妥協するのは、後でパーツ交換や整体代に高くつくことになるので、絶対に避けましょうね。

適応身長表を過信しすぎないこと

ジャイアントの公式サイトには適応身長の目安が載っていますが、これはあくまで目安です。例えば同じ身長170cmでも、脚が長い人と短い人では選ぶべきサイズが変わることもあります。型落ちを探す際は、必ず実車の「トップチューブ長(水平換算)」や「リーチ」の数値をチェックし、可能であれば同じジオメトリの現行モデルに跨ってみることを強くおすすめします。

在庫確認のコツ:2023年モデルの「不在」に注意

中古や型落ち市場をリサーチしていると、「Contend AR 1の2023年モデルがどこにもない!」という不思議な現象に気づくかもしれません。実はコロナ禍のサプライチェーン混乱の影響で、ジャイアントの一部モデルでは2022年モデルを継続販売したり、2023年をスキップして2024年モデルへ移行したケースがあるんです。

そのため、探し方としては「年式」にこだわりすぎず、「搭載されているパーツの型番(11速のR7000か、12速のR7100か)」や、車体の「カラーリング」をヒントにするのが賢い方法です。ジャイアントは年度ごとにカラーを明確に変えるので、公式サイトの過去アーカイブと照らし合わせれば、目の前にあるバイクが何年モデルなのかを確実に特定できますよ。

Contendのような人気モデルの型落ち在庫は、大型スポーツサイクル店(ワイズロード等)がメーカーから一括で仕入れて大々的にセールを行うことも多いです。決算期の2月〜3月や、新年度が始まる4月前後は、在庫の動きが非常に激しいので、ネットの在庫情報をこまめにリロードしておくのが勝利の鍵です。

Contendは、型落ちであってもその高い信頼性と汎用性で、皆さんの期待を裏切らない一台になってくれるはずです。まずは自分の適正サイズを「S」や「M」といった記号だけでなく、リーチやスタックといった数値で把握してみてください。そうすれば、膨大な中古市場の海から自分にぴったりの「シンデレラフィット」な一台を迷わず釣り上げることができるようになりますよ!

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2024年モデルと旧世代のスペック差

2024年モデルと旧世代のスペック差
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「型落ち」という言葉を聞くと、なんとなく「古くて性能が劣るもの」というイメージを持ってしまう方もいるかもしれませんが、ジャイアントのロードバイクに関してはその考えは少しもったいないかもしれません。特に2024年モデルを境目としたスペックの変化は、純粋な性能向上という側面だけでなく、私たちの「お財布事情」や「メンテナンスのしやすさ」に直結する大きなターニングポイントとなっているからです。ここでは、最新モデルと旧世代(2023年以前)の間に存在する決定的なスペック差について、特にコンポーネントの進化とランニングコストの観点から深掘りしていきましょう。

シマノ 105の「11速」と「12速」にある大きな壁

2024年モデルのラインナップにおける最大の変化は、ロードバイクの心臓部とも言えるコンポーネント、特に「シマノ 105」が12速化(R7100系)されたことです。対して、型落ち市場に並ぶ多くのモデルは、長年愛されてきた11速の「R7000系」を搭載しています。単純に「ギアが1枚増えただけ」と思われがちですが、実はライディング体験に与える影響は意外と大きいんです。

最新の12速モデルは、リアのカセットスプロケットに最大34Tや36Tといった非常に軽いギアを標準装備できるようになりました。これにより、脚力に自信がない初心者の方でも、激坂を座ったまま楽に登り切れるようになっています。また、ギアの段数が増えたことで、変速した際の足にかかる負荷の変化(ケイデンスの変動)が少なくなり、常に自分にとって気持ちの良いリズムで走り続けられるのが魅力です。この「リズムの作りやすさ」は長距離ライドでの疲労軽減に大きく貢献してくれますよ。

比較項目旧世代 (R7000系 11速)最新世代 (R7100系 12速)
ギア段数2 × 11 = 22段2 × 12 = 24段
最大ローギア30T〜34T34T〜36T(より軽い)
変速方式機械式のみ機械式 & Di2(電動変速)
消耗品コスト比較的安価で入手しやすい11速用と比較して割高

(出典:シマノ公式『SHIMANO 105 R7100シリーズ』製品情報

あえて「11速」を選ぶという、ランニングコスト重視の賢い選択

一方で、型落ちの11速モデルが劣っているかと言われれば、決してそんなことはありません。むしろ、実用性と経済性を重視するサイクリストにとっては、11速の型落ちこそが「正解」になる場合も多々あります。その理由は、圧倒的なメンテナンスコストの低さにあります。

ロードバイクは乗り続けるほどにチェーンやスプロケットが摩耗し、交換が必要になります。最新の12速用パーツは、11速用に比べて価格が1.5倍から2倍近くすることも珍しくありません。また、11速のR7000系は世界中で爆発的に普及したため、街の小さな自転車店でも代わりのパーツが手に入りやすいという強みがあります。週末の趣味としてだけでなく、毎日の通勤や通学でガンガン使い倒す予定の方にとって、この「維持費の安さ」は無視できないメリットになるはずです。私の友人も、あえて型落ちのTCR(11速)を格安で購入し、浮いたお金で予備のタイヤやチェーンをまとめ買いして楽しんでいますよ。

知っておきたい「12速」の隠れたメリット

最新の12速モデルは、これまでハイエンドモデルにしか用意されていなかった「Di2(電動変速)」の選択肢が105グレードまで広がっています。型落ちの2023年モデルであっても、12速の105 Di2を搭載した個体が見つかれば、それは非常に価値が高いです。ボタン一つで正確に変速が決まる快感は、一度味わうと機械式には戻れないほど快適ですよ。

フレーム設計とカラーリングの「年次アップデート」

スペックの差はコンポーネントだけではありません。ジャイアントは毎年、カラーリングの変更だけでなく、ワイヤーの取り回しや細かいパーツの形状を地味にアップデートしています。例えば、2024年モデル以降はエントリークラスでもワイヤーがヘッドチューブ周辺からスマートに内蔵されるデザインが増えていますが、型落ちモデルはダウンチューブからワイヤーが露出しているタイプが多いです。

見た目のスッキリ感では最新モデルに軍配が上がりますが、露出しているワイヤーは「ワイヤー交換が簡単で工賃が安く済む」という、これまた整備上の利点があります。また、ジャイアントは年度ごとにカラーをガラリと変えるため、「去年のあの色がどうしても好きだった!」という理由で型落ちを探す方も多いですね。性能差が数%の範囲に収まっている現代のロードバイクにおいて、自分が一番「カッコいい」と思えるデザインを選ぶことは、モチベーション維持のために何より大切かなと思います。

最新 vs 型落ち スペック判断の決め手

  • 登り坂を楽にしたい
    最新の12速(ワイドギア対応)がおすすめ。
  • 維持費を安く抑えたい
    熟成された11速の型落ちがおすすめ。
  • 電動変速を安く手に入れたい
    2023年以降の型落ち(105 Di2搭載車)を全力で探しましょう。
  • 整備を自分でしたい
    ワイヤーがフル内装されていない型落ちの方が圧倒的に楽です。

結論として、2024年モデルと旧世代のスペック差は、「最新の快適性と登坂性能」を取るか、「枯れた技術の安定感と経済性」を取るか、という選択だと言えます。どちらを選んでも、ジャイアントのバイクであれば基本性能は折り紙付きです。自分がどのようにバイクを使い、どの程度の頻度でメンテナンスに出すかをイメージしながら、スペック表の数字を眺めてみてください。具体的な維持費のシミュレーションについては、ロードバイクの年間維持費はいくらかかる?消耗品リストと節約術でも解説していますので、予算計画の参考にしてくださいね。正確な仕様については、公式サイトの過去アーカイブでモデル名の末尾までしっかり確認することを忘れないでくださいね!

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ジャイアントのロードバイクの型落ち購入での注意点

ジャイアントのロードバイクの型落ち購入での注意点
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ここからは、型落ちのジャイアントバイクを手に入れる際に、絶対に知っておいてほしい「独自規格」のリスクについてお話しします。ジャイアントは非常に革新的なメーカーなのですが、その独自性が時にパーツ交換やメンテナンスのハードルを上げてしまうことがあるんです。購入後に「こんなはずじゃなかった!」とならないよう、しっかり予習しておきましょう。

  • 独自規格OD2のステム交換デメリット
  • メンテナンス性に難がある特殊ブレーキ
  • フックレスリム対応タイヤの互換性
  • コンポーネント105の世代による違い
  • ジャイアントのロードバイクの型落ちまとめ
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独自規格OD2のステム交換デメリット

独自規格OD2のステム交換デメリット
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ジャイアントのロードバイク、特に中上位グレードである「Advanced Pro」以上のモデルを型落ちや中古で検討しているなら、避けては通れない「重要チェック事項」があります。それが、ジャイアント独自のステアリング規格である「OverDrive 2(オーバードライブ 2、以下OD2)」です。スペック表を眺めていてこの文字を見つけたら、少しだけ身構えてください。なぜなら、この規格は走行性能を飛躍的に高めてくれる一方で、パーツ交換の自由度という点では、初心者にとってかなり高い「壁」になることがあるからです。ここでは、OD2が具体的にどう困るのか、そしてどう向き合えばいいのかを深掘りしていきましょう。

そもそもOD2(1-1/4インチ)は何のためにあるのか?

まず前提として、ジャイアントがなぜこんな面倒な独自規格を採用しているかというと、それはすべて「ハンドリングの剛性」のためです。一般的なロードバイクのフロントフォークの軸(コラム)の径は1-1/8インチ(28.6mm)という規格が主流ですが、OD2はそれを一回り太い1-1/4インチ(31.8mm)に拡大しています。軸を太くすることで、下り坂でのブレーキングやコーナーでのハンドリングがカッチリとし、パワーロスを防ぐことができるんですね。

私自身、OD2搭載のTCRに乗ったことがありますが、確かに狙ったラインをピタッとトレースできる感覚は格別です。しかし、この「太さ」が、ステム選びにおいては最大のデメリットになってしまいます。一般的な自転車店に並んでいるステムの9割以上は、主流の28.6mm規格用。つまり、「あ、このステムかっこいいな」「角度を変えてみたいな」と思っても、ほとんどの製品が物理的に装着できないのです。

規格名コラム径(上部)主な採用モデルパーツの入手性
OverDrive (標準)1-1/8インチ (28.6mm)Contend全種、TCR/Defy Advancedなど極めて高い(汎用品がすべて使える)
OverDrive 2 (OD2)1-1/4インチ (31.8mm)Advanced Pro以上の各モデル低い(専用品または一部ブランドのみ)

中古市場の「体格差」問題:ステムが合わない絶望感

特に型落ちの中古車を買う際に注意が必要なのが、ポジションの不一致です。例えば、前のオーナーが身長180cmで110mmの長いステムを付けていたとします。それを身長170cmのあなたが買った場合、「ハンドルが遠すぎるから90mmに替えたいな」と思うのが普通ですよね。しかし、ここでOD2の罠が牙を剥きます。

ジャイアント純正のOD2対応ステムは、ジャイアントストアなら取り寄せ可能ですが、型落ちの年式に合わせたデザインのものが既に廃盤になっていたり、在庫切れだったりすることがあります。サードパーティ製でも、Ritchey(リッチー)、PRO(シマノプロ)、ZIPP(ジップ)、FSAといった一部のハイエンドブランドしかOD2(1-1/4インチ)対応ステムを作っていません。しかも、これらは高価なカーボン製や、プロ仕様の剛性の高いモデルが多いため、ステム一つ替えるだけで1.5万〜3万円近い出費を覚悟しなければならないこともあります。

購入前にここをチェック!

検討しているバイクのトップキャップ(ハンドルの中心にあるキャップ)を真上から見てみてください。そこに「OD2」「OverDrive 2」と刻印されていれば、そのバイクは独自規格です。中古品の場合、ステムが純正でないものに替えられている可能性もあるので、不安なら「コラム径は1-1/4(いちよんぶんのいち)ですか?」と店員さんに確認しましょう。

解決策はある?標準ステムへの変換は可能なのか

「どうしても好みのステム(28.6mm用)を使いたい!」という場合、実は逆のパターン(標準コラムにOD2ステムを付ける)はシムを噛ませれば可能ですが、OD2のフォークに標準のステムを付けることは物理的に不可能です。フォークの方が太いのですから、削るわけにもいきませんよね。つまり、OD2モデルを選んだ時点で、あなたはジャイアント純正か、限られたブランドのOD2対応ステムと心中する覚悟が必要になります。

私のアドバイスとしては、もし型落ちでAdvanced Pro以上のモデルを狙うなら、購入時の見積もりに最初から「自分に合う長さのOD2対応ステム代」を予算として組み込んでおくことです。幸いなことに、最近はジャイアント自身がOD2対応パーツのラインナップを充実させていますし、純正ステムの性能自体は非常に高く、コスパも良いです。デザインさえ許容できれば、純正パーツをうまく活用するのが最も賢い解決策かなと思います。

ちなみに、エントリークラスのContendや、Advancedグレード(Proが付かない方)は、多くの場合通常の「OverDrive(28.6mm)」規格を採用しています。自分でいろいろなパーツを試してカスタムを楽しみたいという初心者の型落ち探しなら、あえてOD2を避けて無印のAdvancedグレードを選ぶのも、一つの立派な戦略ですよ。

独自規格は一見すると不便ですが、それは「世界一のメーカーが速さを追求した結果」でもあります。このデメリットを理解した上で、その圧倒的な剛性感を楽しめるようになれば、あなたも立派なジャイアント愛好家ですね!もし、特定の年式のモデルでステムが手に入るか不安な場合は、具体的なモデル名を教えていただければ、互換パーツを一緒に探すお手伝いもできますよ。

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メンテナンス性に難がある特殊ブレーキ

メンテナンス性に難がある特殊ブレーキ
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中古市場や型落ちの在庫をリサーチしていると、他の同スペック車に比べて明らかに「お値打ち価格」で販売されているジャイアントのディスクロードを見かけることがあります。特に2017年から2020年頃のモデル(Contend SL DiscやDefy Advancedの一部など)に多いのですが、実はその安さには理由があるかもしれません。その正体の多くは、ジャイアントが独自に開発したハイブリッドブレーキシステム「Conduct Hydraulic Disc Brake(コンダクト・ハイドロリック・ディスクブレーキ)」を搭載しているという点です。当時は画期的な発明でしたが、現在の視点で見るとメンテナンスや拡張性の面で少し「癖」が強い装備なんです。ここでは、この特殊なブレーキが型落ち購入後の自転車ライフにどう影響するのか、私の実感を交えて詳しくお話ししますね。

「ワイヤー引き」と「油圧」が混在する不思議な仕組み

通常、ディスクブレーキには「ワイヤーで引く機械式」と「オイルの圧力で動かす油圧式」の2種類がありますが、このConductシステムはその両方を組み合わせたハイブリッド方式を採用しています。仕組みとしては、ハンドルにある変速レバー(STIレバー)からは普通のブレーキワイヤーが伸びており、それがステムの正面に取り付けられた「コンバーター(マスターシリンダー)」に入ります。そこでワイヤーの力が油圧に変換され、ホースを通ってブレーキキャリパーを動かすという構造です。

なぜこんな複雑なことをしたのかというと、当時は「油圧対応の変速レバー」が非常に高価だったからです。安価なワイヤー式のレバーをそのまま使いつつ、制動力の強い油圧ブレーキを実現するための、ジャイアントなりの工夫だったんですね。しかし、この独自すぎる構造が、現代のライダーにとってはいくつかの悩みの種となってしまいます。

Conductブレーキ搭載車を買う前に知っておくべき4つのリスク

  • ステム交換がほぼ不可能
    ブレーキの変換ユニットが専用ステムのフェイスプレート(前面)にガッチリ固定されています。そのため、ハンドルを遠くしたい、低くしたいと思っても、一般的なステムに交換することが極めて困難です。
  • メンテナンスの「二度手間」
    ワイヤーの伸び調整と、油圧オイルのエア抜き(ブリーディング)という、両方のメンテナンス知識が必要になります。複雑な構造ゆえに、ジャイアント専門店以外では修理を断られてしまうケースも少なくありません。
  • フロント周りが重くなる
    ステムの先端に金属製のユニットが鎮座するため、ハンドリングに独特の重量感が出ます。また、ライトやサイクルコンピューターを取り付ける際も、専用のアダプターが必要になるなど、アクセサリー選びにも苦労します。
  • 補修パーツの入手難
    すでに生産が縮小されているシステムのため、内部のシール材や専用パーツが故障した際、修理不能でシステム丸ごとの交換を余儀なくされるリスクがあります。

「安さ」と「将来のカスタム費用」を天秤にかけよう

私個人の意見としては、このConductブレーキが搭載された型落ちモデルは、「将来的にシマノのフル油圧コンポ(105 R7020など)に載せ替える予定がある人」以外には、あまりおすすめしていません。確かに車体価格は安いのですが、もしブレーキを最新のフル油圧にアップグレードしようとすると、レバーとキャリパー一式で5万円〜8万円ほどの追加費用がかかってしまいます。これなら、最初から少し高い予算を出してでも、純粋な油圧ブレーキを搭載した2021年以降のモデルを選んだほうが、結果的な満足度は絶対に高くなるかなと思います。

もし、目の前にある中古車がこのシステムかどうか見分ける自信がないときは、ステムの正面を見てみてください。ライトを付けるような場所に、黒くて四角い箱のようなユニットが付いていれば、それがConductです。初めての一台こそ「標準的な規格」で組まれているものを選んだほうが、後のメンテナンス費用を抑えられますよ。正確な部品の展開図や補修パーツの状況については、ジャイアントの公式パーツサイトで確認するか、ジャイアントストアのスタッフさんに相談してみてくださいね。

どうしてもこのバイクが気に入った!という方へ

Conductブレーキ自体、しっかり整備されていれば制動力そのものは非常に強力で、タッチも悪くありません。もし、自分の体格にステムの長さがピッタリ合っていて、かつ近くに信頼できるジャイアントストアがあるなら、安さを武器に「あえて選ぶ」というのも一つの道です。ただし、その際は「ブレーキは消耗品であり、将来はシステムごと交換するもの」という割り切りが必要かもしれませんね。

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フックレスリム対応タイヤの互換性

フックレスリム対応タイヤの互換性
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ジャイアントのカーボンホイールを搭載した型落ちモデル(特に2021年以降のAdvanced Proグレード以上)を検討しているなら、避けては通れない非常に重要な技術トピックがあります。それが「フックレスリム」です。これは、その名の通りタイヤのビードを引っ掛ける「フック(返し)」をリムの内側から無くした構造のこと。F1マシンや最新の航空機、さらにはマウンテンバイクの世界では一般的だったこの技術を、ジャイアントは2021年モデルからロードバイク用カーボンホイール「SLRシリーズ」に全面的に採用しました。非常に高性能でメリットが多い反面、タイヤ選びには独自の「鉄の掟」が存在します。ここでは、型落ちバイクを買った後に困らないためのフックレスの真実について、しっかり解説しますね。

なぜジャイアントは「フック」を無くしたのか?

「返しがないとタイヤが外れそうで怖い!」と思うかもしれませんが、フックレス化にはロードバイクの性能を劇的に変えるメリットがあるんです。まず、フックを削る必要がないため、リムの構造をよりシンプルかつ強固に作ることができ、大幅な軽量化に繋がります。また、タイヤを装着した際にリムとタイヤの段差が少なくなるため、空力性能が向上し、さらにタイヤ内部の空気のボリュームが増えることで、乗り心地(快適性)と路面への食いつき(グリップ力)が飛躍的に良くなるんです。

私自身、初めてフックレスリムのTCRに乗ったときは、その振動吸収性の高さに驚きました。「同じタイヤなのに、こんなにシルキーな乗り味になるのか!」と感動したのを覚えています。しかし、この素晴らしい恩恵を受けるためには、専用のルールを守る必要があるんです。

比較項目従来のフックありリムジャイアント製フックレスリム
使用可能なタイヤほぼすべてのクリンチャー/チューブレス認定されたチューブレスレディのみ
クリンチャー(チューブのみ)使用可能使用不可(絶対禁止)
乗り心地・路面追従性標準的非常に高い(低圧運用が可能)
タイヤ交換の難易度標準的相性によって硬い場合がある

絶対に守るべき「認定タイヤ」のルールと安全上のリスク

ここが最も重要なのですが、フックレスリムにはジャイアントが実施した厳しい破裂テストをクリアした「認定タイヤ」しか使えません。フックがない構造上、タイヤの「ビード」の強度が非常に重要になります。一般的なクリンチャータイヤや、認定されていないチューブレスタイヤを無理やり装着して空気を入れると、走行中にタイヤがリムから外れて爆発的な脱落(ポップオフ)を起こす危険性があるんです。これは命に関わる重大な事故に繋がります。

型落ちバイク購入時のタイヤチェックリスト

  • 純正ホイールを確認
    2021年以降のSLR 1やSLR 2カーボンホイールは基本的にフックレスです。
  • タイヤの銘柄を確認
    中古車の場合、前のオーナーが「認定外」のタイヤを付けている可能性がゼロではありません。必ず銘柄をチェックしましょう。
  • チューブレス仕様が前提
    「チューブを入れてクリンチャーとして使う」ことはフックレスでは推奨されません(緊急時以外)。

もし皆さんが「お気に入りのコンチネンタル GP5000を絶対に使いたい!」と考えているなら、そのタイヤが「GP5000 S TR(フックレス対応モデル)」であることを確認しなければなりません。以前のモデル(GP5000 TLなど)は、ジャイアントのフックレスリムでは使用不可とされています。タイヤ選びの自由度が少し制限されるのは、型落ちモデルを運用する上での唯一の弱点かもしれません。以前書いたロードバイクのタイヤ交換時期と選び方でも触れましたが、タイヤは唯一の接地点ですので、ここでの妥協は禁物ですよ。

型落ちモデルでの見分け方と賢い運用方法

型落ちの105 Di2搭載モデルなどは、このフックレスカーボンホイールが標準装備されていることが非常に多いです。見分け方は簡単で、リムの側面に「HOOKLESS」という文字がプリントされていたり、リムの内側を覗いて「返し」がなければフックレスです。購入時にタイヤが消耗している場合は、ショップの店員さんに「このホイールに合う認定タイヤはどれですか?」と必ず聞くようにしてください。

運用面でのコツは、最新のデジタルゲージなどを使って「適切な低圧」で管理することです。フックレスは従来のリムよりも低い空気圧で走ることで真価を発揮します。適正圧を無視してパンパンに空気を入れてしまうと、たとえ認定タイヤであっても脱落のリスクを高めてしまいます。正確な空気圧の計算については、ジャイアントが提供しているアプリやシミュレーターを活用するのが一番安全ですね。

最新の技術であるフックレスは、一度その快適さを知ると戻れない魅力があります。ジャイアント公式が発表している「認定タイヤリスト」は随時更新されているので、お気に入りのブランドが対応したタイミングで履き替える楽しみもありますよ。

(出典:GIANT公式『フックレスリム・テクノロジーとタイヤ互換性について』

型落ちバイクという「賢い選択」をしたからこそ、足回りの安全には最新の注意を払ってほしい……というのが、私の切実な願いです。フックレスの仕組みを正しく理解して運用すれば、これほど頼もしい武器はありません。もし、「自分が狙っているバイクのホイールがフックレスなのか分からない」とか「このタイヤは使えるの?」という不安があれば、いつでもコメントで相談してくださいね。一緒に安全で快適なスペックを確認していきましょう!

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コンポーネント105の世代による違い

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ジャイアントのロードバイク、特にカーボンモデルの「Advanced」グレード以上を検討する際に、スペック表で最も頻繁に目にし、かつ価格を大きく左右するのがシマノのコンポーネント「105(イチマルゴ)」です。105は「レースに出るなら105以上」と昔から言われるほど信頼性が高く、ジャイアントの主力モデルの多くに採用されています。しかし、型落ちモデルを探していると、機械式の11速(R7000系)、最新の機械式12速(R7100系)、そして憧れの電動変速「105 Di2(R7100系)」という3つの世代が入り混じっていて、どれを選べばいいか迷ってしまうかなと思います。ここでは、それぞれの世代が実際のライドでどう違うのか、私の実感を交えてお話ししますね。

型落ちの主役「R7000系(11速機械式)」の根強い人気

2018年から2022年頃までのジャイアントのバイクに広く搭載されているのが、R7000系と呼ばれる11速の機械式105です。この世代は「機械式コンポの完成形」とも称されるほどバランスが良く、型落ち市場では最も安価に入手できる選択肢になります。「11速だと物足りないのでは?」と心配される方もいるかもしれませんが、正直なところ、趣味で100km程度のロングライドを楽しむ分には、11速でも不満を感じることはまずありません。むしろ、ワイヤーでカチカチとギアを変えるアナログな操作感は、ロードバイクを操っているという実感が得られて楽しいものですよ。また、パーツの流通量が圧倒的に多いため、万が一の故障時にも安く修理できるのが心強いポイントですね。

「12速機械式(R7100系)」で広がる走りの幅

2023年の後半から登場したのが、機械式のまま12速化を果たしたR7100系です。11速との最大の違いは、ギアが1枚増えたことによる「ギア比のワイド化」です。単に枚数が増えただけでなく、リアの最大ギアに34Tや36Tといった非常に軽いギアを組み合わせられるようになったため、急な登り坂での安心感が格段に向上しました。脚力に自信がない初心者の方が、型落ちの2024年モデルなどを狙うのであれば、この「12速の恩恵」は大きな武器になるかなと思います。

世代段数変速方式ライドへの影響
R7000系11速機械式(ワイヤー)質実剛健でコスパ最強。パーツ代を抑えたい方向け。
R7100系(機)12速機械式(ワイヤー)最新のギア比が使える。坂道での余裕が欲しい方向け。
R7100系(Di2)12速電動変速ストレスフリーな操作。疲労を最小限にしたい方向け。

型落ち市場の「お宝」:105 Di2搭載車を狙うべき理由

そして、私が最もおすすめしたいのが、2023年モデル以降の型落ちに見られる「105 Di2(電動変速)」搭載車です。電動変速は、レバーの重い引き操作からあなたを完全に解放してくれます。スイッチを軽く押すだけで、正確無比に変速が決まる快感は、一度味わうと機械式には戻れないほどのインパクトがあります。特にフロントの変速がスイッチ一つで「スッ」と決まるのは、握力の弱い方や、長距離ライドで疲れ切った後半戦には本当にありがたい存在です。

また、Di2はフロント変速に合わせてリアが自動調整される「シンクロシフト」などの機能も備えており、初心者の方が陥りがちな「たすき掛け(チェーンに無理な角度がつく状態)」による異音やトラブルも未然に防いでくれます。もし中古や型落ち在庫で、Di2搭載のTCR Advanced 1やDefy Advanced 1がお手頃な価格になっていたら、それは迷わず「買い」の一手だと言えますよ。

105の世代選び・私の基準

  • 予算重視・通勤通学メイン
    R7000系(11速)の型落ちを選び、浮いた予算で良いライトや鍵を買いましょう。
  • 週末のロングライド・山登り
    R7100系(12速機械式)で軽いギアを確保し、坂道での「歩きたい誘惑」を断ち切りましょう。
  • 最高の快適性・最新スペック
    予算を頑張ってでも「105 Di2」搭載車を探しましょう。変速のストレスがゼロになるだけで、自転車がもっと楽しくなりますよ。

ジャイアントの型落ちバイクは、車体そのものの性能が高いからこそ、搭載されている105の世代がどれであっても、その時代ごとの「最高の走り」を提供してくれます。「何速あるか」も大切ですが、それ以上に「自分の使い方に合っているか」を想像して選ぶのが、型落ち探しの醍醐味かなと思います。もし検討中のモデルがどの世代の105なのか判断がつかない場合は、STIレバー(ブレーキレバー)の形状や、公式サイトのアーカイブページを照らし合わせてみてくださいね。詳しい判別方法や、それぞれの世代でのギアの重さの計算なども、要望があればお手伝いしますよ!

知っておくと便利な豆知識

機械式の11速から12速へアップグレードしようとすると、ホイールのハブ(車輪の軸)が対応しているかどうかの確認が必要になるなど、後からの変更はかなり高くつきます。購入時に「将来的に12速にしたいな」と考えているなら、最初から12速モデルを選んでおく方が、結果的には安上がりになることが多いですよ。

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ジャイアントのロードバイクの型落ちまとめ

ジャイアントのロードバイクの型落ちまとめ
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ここまで「ジャイアントのロードバイクを型落ちで賢く選ぶ」というテーマで、各モデルの技術的な進化や中古・型落ち市場での狙い目について詳しくお話ししてきました。いかがでしたでしょうか。2024年から2025年にかけてのスポーツバイク市場は、記録的な円安や原材料費の高騰により、最新モデルの価格が非常に高騰しています。そんな今だからこそ、あえて一歩引いて「型落ち」という選択肢を検討することは、限られた予算の中でワンランク上の機材を手に入れ、浮いたお金でサイクルコンピューターやウェアなどの装備を充実させるための、最も合理的で賢い戦略だと言えます。

ジャイアントというブランドは、世界最大の自転車メーカーとして非常に規律正しい製品開発サイクル(一般的に3〜4年周期)を持っています。このサイクルを理解していれば、どの年式のどのモデルが「買い」なのかを論理的に導き出すことができます。TCRの軽さ、Propelの空力性能、Defyの快適性……これらは数年前の型落ちモデルであっても、現在のハイエンド機に全く引けを取らない素晴らしい性能を秘めています。特に技術が成熟しきった現代においては、最新型と1世代前の性能差は、プロ選手でない限り体感しにくいレベルにまで縮まっていることも多いんです。

モデル名型落ちで狙うべき世代選ぶ最大のメリット
TCR第9世代 (2021-2023)最新型と遜色ない軽さと、高いメンテナンス性。リムブレーキ版の最終形。
Propel第3世代 (2023-)エアロロードの概念を覆す「軽さ」と「快適性」の獲得。
Defy第4世代 (2019-2023)ギミックなしの純粋なしなりによる快適性と、中古市場での圧倒的な安さ。
Contend2022-2024年モデルAR(オールロード)の汎用性の高さ。初心者でも手を出しやすい価格帯。

ただし、記事の中で何度もお伝えしてきた通り、ジャイアント独自の「OverDrive 2(OD2)」規格や、特定のタイヤしか使えない「フックレスリム」、そして一部の古いモデルに搭載された「Conductブレーキシステム」など、ジャイアントならではの独自ルールには注意が必要です。「安さ」だけに目を奪われて、自分の用途やメンテナンススキルに合わない特殊なバイクを選んでしまうと、後のカスタムや修理で想定外の出費に繋がる可能性があります。

型落ちや中古のバイクを購入する際は、スペック表を隅々までチェックし、できればジャイアントの扱いに精通したプロショップの店員さんに「この年式のこのパーツの互換性は大丈夫ですか?」と一言相談してみるのが、最も安全な道です。以前のロードバイクの年間維持費解説の記事も参考にしながら、自分にとっての「トータルコストの最適解」を見つけてみてください。最新モデルへの憧れはもちろん素晴らしいものですが、賢く型落ちを選ぶことで、より充実した装備と共に走り出せる喜びもまた、格別なものになるはずです。皆さんが自分だけの「最高の一台」と出会い、素晴らしい景色の中を駆け抜ける日が来ることを、私アキも心から応援しています!

最終確認のお願い

本記事でご紹介した重量データや各種規格の情報は、メーカー発表当時の数値を基にした一般的な目安です。実際の車体には個体差や年次による細かな仕様変更が含まれる場合があります。最終的な購入判断の前には、必ず(出典:GIANT公式サイト『BIKE ARCHIVE』)などで正確なスペックを確認し、納得した上で素敵なサイクルライフをスタートさせてくださいね。

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